所長挨拶

 所長写真.png 国際交流基金関西国際センター(以下、センター)は、国際交流基金の日本語研修施設として、関西国際空港の対岸に位置する「りんくうタウン」内に1997年に設立されました。今年は20周年の節目を迎えます。

 設立以来、センターは、日本語学習者の訪日研修を中心とした日本語教育支援事業を展開し、日本と世界との絆を深めてきました。より具体的には、日本語学習者・日本語教師・文化・学術専門家・外交官・公務員などを招聘しての日本語研修、海外における国際交流基金の支援網(さくらネットワーク)の強化、日本語教育のためのウェブサイトの開発やインターネットを通じた日本語教育(eラーニング)の促進など、様々な事業を精力的に進め世界における日本語教育の発展に寄与してまいりました。

 申すまでもなく、言語は国際交流の基盤を支えるきわめて重要なソフトウエアです。とりわけ、日本文化の理解や発信は、すべてが日本語にはじまると言っても過言ではありません。実際、日本文化の細やかさを伝えるには、日本語なしではなかなかうまくいきません。

 センターは、まさに地球上に日本語の輪を広め、日本への理解を促進し、ひいては相互理解を生み出す上で大きな役割を果たしております。グローバリゼーションが進展していく今日、日本外交の真価が問われていますが、海外における日本語ファン層の開拓と強化はまさに21世紀日本外交の最も重要な戦略ではないでしょうか。日本語には日本文化を秘めた魅力が宿っており、そのソフトパワーとしての外交力は何物にも勝ると確信しております。

 また、センターは、南大阪を中心とした地域の皆様の多大な支援を受けております。研修生は地域の皆様と直接交わることにより、日本語と日本をより自分の中に取り入れてくれます。また、地域の皆様からも交流による友人の輪の広がりへの喜びが寄せられており、地域の国際化にも貢献していることをうれしく思います。

 20周年を迎えたセンターは、これからも、さらなる日本語を中心とする人と文化の国際交流を通して相互理解を促進し、日本および世界に貢献してまいります。引き続き、皆様からの暖かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2017年4月
国際交流基金 関西国際センター
所長 赤木 攻

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