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大阪大学大学院国際公共政策研究科と連携
平成24年度国際交流基金・OSIPP連携講座を実施しました。

 

国際交流基金関西国際センターでは、自治体や企業、教育機関など、外部機関と幅広く連携し、効率的で効果の高い事業の実施に努めています。

 

国際交流基金・関西国際センターと大阪大学大学院国際公共政策研究科(OSIPP)が連携し、平成24年度外交官公務員日本語研修生へ向けた連携講座を実施致しました。
大阪大学大学院国際公共政策研究科(OSIPP)は、国内外の公共政策課題に対し法学、政治学及び経済学の基礎の上に立つ学際的視点から教育研究を行い、高いコミュニケーション能力と優れたリーダーシップをもつ研究者及び高度専門職業人を養成することを目的として1994年に設立され、様々な専門知識を持った教授陣のもと、世界各地で活躍する優秀な人材を輩出しています。

osipp building.jpgこの連携講座は、研修生たちが来日して1ヶ月目の2012年10月からスタートし、2013年の2月まで毎週金曜日に開催されました。全12回の講義で、OSIPP研究科長の星野俊也教授がコーディネーターを務め、計11名のOSIPP教授陣にご協力賜りました。毎回異なる日本情勢、日本文化についての講義を英語で実施頂き、計12回の内、3回は大阪大学豊中キャンパスに赴き、講義を受講させて頂きました。この連携プログラムを通して、研修生たちは日本の外交や政治・経済から歴史・文化・アイデンティティなどについて理解を深めることができました。

11月16日(連携講座第6回目)には、大阪大学豊中キャンパスにて開催されたEUIJ-OSIPPシンポジウム「EU-Japan Cooperation in ODA Governance: Toward Synergies and Optimal Model」に研修生たちも参加させて頂きました。本シンポジウムは、EUIJ関西とOSIPPが共催したもので、欧州連合(EU)で活躍されている有識者の方々とOSIPPの神谷特任講師が日本とEUのODA政策・制度について発表、パネルディスカッションする、という形式で進められました。パネリストには元EU日本代表部次席大使の植田隆子・国際基督教大学教授や、コンラッド・アデナウアー財団ブリュッセル事務所で開発プログラムディレクターを勤めるアンドレア・オステイマー女史など、ODAの専門知識を持った多彩な顔ぶれが集まりました。ODAを受け入れる途上国出身の研修生たちは日本やEUのODA制度を理解すると共に、ドナー国とどのように連携して、援助を有効に活用していけば良いのか、という方向性を知ることができ、非常に貴重な機会となりました。

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この連携講座シリーズでは、多角的に日本のことを理解してもらう為、研修生たちの専門分野である、外交・安全保障・政治以外にも、たとえば環境という側面から、松本充郎准教授による「日本と水問題について」という講義を受講させて頂いたり、また経済の側面から、小原美紀准教授に「日本における格差の動向」について取り上げて頂いたり、と実にバラエティに富んだテーマについてご講義頂きました。その結果、研修生たちからは「日本の文化やアイデンティティの背景についてよく理解することができた」「日本の様々な側面と現状を知ることができた」という感想が多く聞かれました。

 

また、最終の授業(第12回目)では、大阪大学豊中キャンパスにて、OSIPPの生徒さんにも数多く参加頂き、研修生とOSIPP生による研究発表と交流が行われました。
全体のファシリテーターを星野研究科長に務めて頂き、外交官公務員研修生代表として、ナミビア外交官のモーさんから「ナミビアの外交政策について:独立前と独立後の比較」を発表しました。また、OSIPP生からは「日本のODA政策実施について」を発表していただきました。OSIPP生の発表では、連携講座で「日本と地域統合」についてご講義下さった中内政貴先生、EUIJシンポジウムにパネリストとして講義された神谷祐介先生がファシリテーターを務めて下さいました。発表後の質疑応答では、研修生、OSIPP生どちらも活発に質問や意見交換をする様子が見られました。

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そして、最後に研修生とOSIPP生との懇親会を開きました。日本人学生のみならずOSIPPへ留学している世界各国から集まった学生たちと交流できたことは、研修生にとってまたとない機会となりました。また、交流会には連携講座でご講義頂いた、OSIPPの先生方も参加して下さいました。「日本のメディア」について講義して下さった、ヴァージル・ホーキンス先生や「事業仕分け」についてご講義頂いた赤井伸郎先生等も交流会に参加頂き、研修生達と本連携講座を振り返っていました。

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全12回の講義を通して、様々な側面から日本について理解することができたようです。特にこれから日本と自国をつなぐ架け橋となる使命を背負っている外交官・公務員にとっては、非常に貴重な経験となりました。
また、日本の大学・大学院についても理解できたようで、日本の大学院にぜひ留学したい、という声も多く聞かれました。

 

今回の連携講座にご協力頂きました大阪大学大学院国際公共政策研究科(OSIPP)の先生方、スタッフの皆様、本当にありがとうございました!

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