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日本語教育現場体験で、関西国際センターと国内の十大学が連携!!

 

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~日本語教育の現場で3日間の体験実習!~

 国際交流基金はよりよい事業運営のため、各地の自治体や企業、教育施設など様々な外部機関との連携強化を進めています。
 関西国際センターではその一環として、「国内大学連携大学生訪日研修」を行っています。これは、国際交流基金本部さくらネットワークチームが実施する「海外日本語教育インターン派遣」プログラムによって、日本の大学から日本語教育実習生(インターン)を受け入れている海外の大学から日本語学習者を招き、6週間の日本語研修を行うものです。
 平成24年度春季コース(平成25年1月29日~3月14日、13カ国・地域より30名が参加)では、平成25年2月26日から28日の3日間、研修生の所属する大学と提携関係にある日本国内の大学で日本語教育を学ぶ大学生・大学院生を招き、日本語教育現場体験を実施しました。
 今回の体験プログラムには、岩手大学、桜美林大学、大阪大学、大阪樟蔭女子大学、恵泉女学園大学、神戸親和女子大学、筑波大学、東京外国語大学、長崎国際大学、武庫川女子大学の十大学より21名の大学生・大学院生の皆さんが参加されました。

 「体験」初日、研修生との最初の活動はアイスブレイク。それまで緊張で硬かった表情が、研修生と打ち解けるに従って、ほぐれていきました。続くインタビュー交流会では、日本人や日本社会についてのグループインタビューを行いました。そして放課後の懇親会では、研修生が用意した歌やゲームを一緒に楽しみ、同年代の学生仲間として親睦を深めました。

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 2日目は、研修生と一緒にスピーチ発表会アニメ・マンガの日本語のクラスに参加しました。学習者として授業を受けると、教育実習生としての立場では見えてこなかったことが見えてきたようです。 夜は、体験参加者で夕食会を行いました。他の大学の日本語教育について知ることで、逆に自分の大学の特徴や良さに改めて気づいた人も多かったようです。

 

 最終日にはいよいよ実際に教壇に立ち、若者言葉または方言(関西弁・東北弁)を研修生に教えました。教案や教材は約1ヵ月前から準備し、元気のよい授業を心がけました。研修生には参加者の皆さんの気持ちがしっかりと伝わったようです。習ったばかりの若者言葉や方言を使って、「マジ?すごくない?」「なんでやねん」「食堂さ行くべ」等、楽しく自然な会話に挑戦していました。

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 最後に体験の振り返りを行って、プログラム終了。帰り際、参加者の皆さんを待ち構えていた研修生と最後の別れを惜しむ姿が見られました。国や大学は違えども、同世代の若者同士、心を通わせる経験になったようでした。

 

 現場体験の実施にご協力いただいた各大学の皆様、また参加してくださった学生の皆様、本当にありがとうございました 。

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** 参加した大学生の声(抜粋)***********************************

私は若者だから「若者ことば」を教えられるだろう。普段使っているからよく知っているだろう。というような考え方は違うということが分かりました。本当は普段から使っているから見えない部分も多いし、自分が話せるのと教えられるのとでは全く違う能力でした。それだから、自分は若者ではないから若者言葉は教えられないということもなく、若者ではないからこそ若者言葉がよく見えるということが多くあると思います。ネイティブにはネイティブのよさがあり、ノンネイティブにはノンネイティブのよさがある。それぞれがそれぞれのいい点を活かした授業をしていくことができたらそれでいいのだと思いました。

今までどこかで先生は先生という固定概念から、どうしても授業をするときに気張ってしまい、堅いイメージを自分の中に描いていたような気がします。立ち位置を変えることで、柔軟に見ることができるため、先生はこうあるべきという自分のイメージが少し和らいだ気がします。

学習者の考えや持っている知識を引き出すということも授業を進行していく中では必要で大切なことであるのだと思いました。それはこの「引き出す」を授業の流れに組み込むことで、学習者の授業に対する意欲や関心がさらに高まるということも、実際授業を実施してみて、研修生の皆さんの表情や姿勢身をもって体感できたからです。今後も自分が授業を行う際に双方のコミュニケーションがあって授業が成り立つのだということを忘れてはいけないなということを感じています。

様々な仕事、役割を持った人と接することで、日本語を教えることだけが日本語教育ではないことを知りました。また、そのような人たちが協力・連携し、日本語教育ができているのだとわかりました。そういった意味では、多様な人々との協力が日本語教育には必要不可欠であるということに気付きました。

外国や他県の文化に触れることも、純粋に世界が広がると同時に、自分の文化について考える機会になりました。日本では二日連続で同じ服は着ないよな、同性愛はどうだろう?関西弁はやっぱり強いな。など、新たに気付き考えることが多くありました。

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