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『図書館のしごと ー よりよい利用をサポートするために』を出版いたしました!

 

 国際交流基金関西国際センターでは、日本関連図書を扱うなど、業務で日本語能力が欠かせない海外の図書館司書を対象とする日本語研修(注)を実施しています。このたび、司書向けの研修教材をもとにしたテキスト、『図書館のしごとーよりよい利用をサポートするために』を出版いたしました。
 日本の公共図書館、大学図書館、専門図書館などではそれぞれどんな仕事をしているのか、どのような資料があり、どんなサービスを提供しているのか、日本語資料の分類やレファレンスはどのようにすればいいのかなど、日本の図書館に関する基礎的な内容から実務に関する情報まで幅広く取り上げており、図書館情報学の入門書としても役立つ1冊です。 
 (注:平成9年から平成19年までは「司書日本語研修」で、平成20年から現在までは「文化・学術専門家日本語研修」で実施しています。)

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★『図書館のしごと ー よりよい利用をサポートするために』の特徴をご紹介します。

 

   (特徴1)わかりやすく丁寧な解説

       図書館事情が日本と海外では異なるため、日本人司書にとっては 自明の
       事柄についてもわかりやすく解説しています。

LW002.jpgたとえば 左の例では
「書店ルート」(「出版社→取次会社→書店」)という海外では一般的ではない出版流通システムについて解説しています。           

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たとえば 左の例では
海外では一般的ではない「見計らい」という資料を選ぶときの方法について解説しています。

(5章「図書館資料の収集と蔵書構成」P81より) 

 

   (特徴2)具体例、図・写真・イラストが多い

       具体例を示したり、図や写真、イラストを多く使用したりすることで、
       より理解しやすくなるよう工夫しています。

 
       たとえば 次の例では
       図書館による図書記号のつけ方の違いについてイメージしやすいよう
       に、実際の本の図書記号を例にして示しています。   

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(10章「分類法」P157より)

       たとえば 次の例では
       日本語の文章を読むときの理解のたすけになるように、
       写真やイラストを多く使用しています。

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     (5章「図書館資料の収集と蔵書構成」P83より)       (7章「図書館サービス」P98より)

 

   (特徴3)見出し語に英訳、漢字にふりがなをつけ、わかりやすい文章で説明

       見出し語に英訳がついています。また、難しい漢字にはふりがながあります。
       専門用語を使用していますが、易しい文型・表現で説明しています。

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(11章「司書の専門教育」P161より)

 

★「平成24年度文化・学術専門家日本語研修(6ヶ月コース)」で使用しました。

 文化・学術専門家日本語研修では、専門業務や研究活動で日本語能力を必要とする専門家(研究者、大学院生、図書館司書など)を対象に専門日本語研修を実施しています。
 「平成24年度文化・学術専門家日本語研修(6ヶ月コース)」では、司書のための専門日本語クラス(「司書特別授業」)で本書の一部を用いて専門語彙の学習を行いました。それによって、その後の専門活動(図書館見学・図書館実習など)がスムーズに行えたようです。

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和歌山大学附属図書館で説明を聞く司書の研修参加者


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