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文化・学術専門家日本語研修(2ヶ月コース)が無事修了いたしました:和歌山大学・文楽協会・文楽劇場様はじめ皆様の暖かいご支援に厚く御礼申し上げます

 

国際交流基金は効果的かつ効率的な事業運営のため、外部機関との連携強化を進めています。
関西国際センターと国立大学法人和歌山大学は、国際文化交流の推進ならびに国際的に活躍できる人材を育成することを目的とし、昨年2012年6月1日に連携協定を締結いたしました。 

同学は、昨年に続き、本年度も「JAPAN STUDY」の科目を開講しました。同科目は日本文化を理解し、自己の価値観を持つ力を涵養することを目的に、日本文化を創る各分野から一流の講師を毎回招き開講されているものです。

 

和歌山大学「JAPAN STUDY」への参加 

本連携協定締結も第2年目を迎えましたが、2年目の初回事業として、6月28日(金)に開かれた、文楽人形遣いの第一人者の一人である吉田和生様(公益財団法人文楽協会)による「伝統文化(文楽)」講義に、当センター文化・学術専門家日本語研修2ヶ月コースの研修生40名が参加しました。

※和歌山大学JAPAN STUDY「文楽」講義聴講の記事についてはこちら
 → http://www.jfkc.jp/ja/news/2013/07/japan-study-2.html

 

国立文楽劇場訪問・「夏祭浪花鏡」鑑賞ならびに劇場ツアー

この和歌山大学での「JAPAN STUDY」講義参加がご縁となり、8月3日(土)、「JAPAN STUDY」の講義に参加した研修生のうち24名の研修生が国立文楽劇場を訪問、「夏祭浪花鏡」を鑑賞しました。

 

国立文楽劇場では、和歌山大学の講義でお世話になった吉田和生様から、特別に研修生のために、国立文楽劇場の楽屋見学をご提案いただき、国立文楽劇場様、文楽協会様の格別のご高配により、文楽鑑賞に加え、舞台裏も見学する機会をいただくことになりました!
研修生の中には、既に自国で文楽を勉強したことがある者も何人かいましたが、みんな文楽を実際鑑賞すること、さらに文楽の舞台の裏を見学することは生まれて初めての経験だったので、とても楽しみに劇場へ向かいました。

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楽屋では、夜の公演を控えている吉田和生様に直々に楽屋の隅々までご案内いただきました。既に和歌山大学の講義でも人形の知識を勉強していましたが、劇場でこれから使われる人形に近くで触れられることは一味違う経験であり、みなとても興味深く吉田和生様のお話を聞いていました。

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楽屋では、もちろん人形だけではなく、舞台の仕組みや人形以外の小物も見させていただきました。

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楽屋見学をした後、研修生は吉田和生様もご出演される「夏祭浪花鏡」を鑑賞しました。
研修生からは、
「昔の日本語は分かりにくかったが、舞台裏を見学したあとの公演鑑賞だけあって、文楽公演をより面白く鑑賞することができた。」(中国の研修生)
「実際に人形遣い同士で呼吸を合わせながら人形を動かすことは素晴らしい。」(アメリカの研修生)
「文楽をみて、人形だけでなく、三味線の音、舞台の背景をみることで日本らしさを満喫することができた。」(ロシアの研修生)
「自国で日本語の古文を勉強していたので文楽鑑賞は非常に勉強になった。」(ブラジルの研修生)
「また文楽を観に来たい。自国に帰ったらぜひ文楽のことを紹介したい。」(韓国の研修生)
などの感想が述べられました。

 

8月7日(火):修了式・歓送会

そして文楽鑑賞から3日後、文化・学術専門家日本語研修2ヶ月コースの研修生は無事に全員、研修の全課程を修了し、8月7日(火)に修了式・歓送会を実施いたしました。

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今回の修了式・歓送会には、文楽の楽しさを教えていただきながら文楽劇場をご案内いただいた吉田和生様をはじめ、公益財団法人文楽協会 制作公演課長 前川千佳子様、国立文楽劇場 支配人 櫻井弘様にお越しいただきました。また、和歌山大学からは、国際教育研究センター参事役 竹内智子様にご臨席を賜りました。

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修了証書授与の後、これから国へ帰って日本研究を続ける研修修了生40名に向けて、和歌山大学 国際教育研究センター 参事役 竹内智子様よりご祝辞を頂戴致しました。
竹内様はお言葉の中で「震災の中、来日を決めることは大変だったと思うが日本に来てくれて有り難い。研修生の皆さんがJAPAN STUDYの講義に来てくれたおかげで和歌山大学の学生にも良い刺激になり、とても嬉しく思っている。」と述べられました。

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続いて研修生代表の中華人民共和国 中国人民大学の オウ・セキさんが研修生を代表してスピーチを行いました。オウさんは「日本に来ることは、今回の研修が初めてだったが、ホームビジット、自主研究旅行、日本人大学生・院生との交流、和歌山大学での講義聴講、文楽をはじめとする文化体験を通じて、国で勉強していたときより、さらに深く日本を理解し、触れることができた。」と2ヶ月間の研修を振り返りました。

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そして最後に、研修生の新しい門出を祝し、公益財団法人 文楽協会 吉田和生様に乾杯のご発声をお願いいたしました。

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今回の文化・学術専門家日本語研修2ヶ月コースは、和歌山大学との連携協定の下、日本の大学での講義聴講を通じ、研修生にさらに日本に対する知識を深める機会を提供することができました。また、同学の講義がご縁で、吉田和生様をはじめ、文楽協会、文楽劇場の方々にも多大なるご支援を賜り、研修をより一層充実させることができました。

改めまして本研修実施にご協力いただきました和歌山大学、そして公益財団文楽協会、国立文楽劇場、神戸大学大学院、慶応義塾大学、文化体験講師、ホームビジットをお引き受けくださった地域の皆様に厚くお礼を申し上げます。誠にありがとうございました。

 

公益財団法人文楽協会ホームページ:http://www.bunraku.or.jp/
国立文楽劇場ホームページ:http://www.ntj.jac.go.jp/bunraku.html
和歌山大学ホームページ:www.wakayama-u.ac.jp/  ‎

 

※今回、研修生が鑑賞した文楽演目(夏祭浪花鏡)についてはこちら:
http://www.ntj.jac.go.jp/schedule/bunraku/2013/2597.html

※和歌山大学との連携協定についてはこちら:
「関西国際センターと和歌山大学が連携協定を締結」
http://www.jfkc.jp/ja/news/2012/06/post-69.html


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