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「日本語教育現場体験」で、関西国際センターと日本各地の12大学が連携!

 

国際交流基金は効果的かつ効率的な事業運営のため、自治体や企業、教育施設など様々な外部機関との連携強化を進めています。

関西国際センターでは、「国内連携による日本語普及支援」を行っています。これは、海外における日本語普及、日本語教育を支援することを目的に、日本の大学から日本語教育実習生(インターン)を受け入れている海外の大学から日本語学習者を招いて、研修(「国内大学連携大学生訪日研修」)を実施するというものです。

本研修夏季コース(平成25年7月23日~9月5日実施、14カ国・地域39名が参加)では、8月21日(水)~23日(金)の3日間、研修生の所属大学機関と提携関係にある大学で日本語教育を学ぶ大学生・大学院生をお招きし、「日本語教育現場体験」を実施しました。

今回は、京都外国語大学、甲南女子大学、山陽学園大学、四国学院大学、専修大学、天理大学、東北大学、長崎国際大学、日本女子大学、北海道教育大学函館校、早稲田大学、立命館大学の12大学より26名の大学生・大学院生の皆さんにご参加頂きました。

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【初日】
開講式を終えた参加者の皆さんは、まず、海外大学生研修生による「スピーチ発表会」に参加。研修生の国や大学についての発表を聞いて、質問やコメントをしました。

その後は、グループに分かれて施設案内。研修生がセンター内をご案内しました。

続いて、震災体験談を実施しました。国際交流基金では、被災経験を海外の人々と共有し、被災地をはじめ日本と海外の交流を促進することにより、復興に貢献していきたいと願っております。今回、東北大学(韓国・忠南大学校 及び タイ・サイアム大学と提携)の星 明莉花さんから「被災体験」を、山陽学園大学(韓国・柳韓大学、湖西大学校、台湾・中華大学と提携)の山口 博幸さんから「震災ボランティア活動」についてお話いただきました。

※東日本大震災からの復興に関する主要事業として、関西国際センターでは「米国JET記念高校生訪日研修」を実施しています。
 関連記事:
http://www.jfkc.jp/ja/news/2013/07/722.html

夜は研修生の企画・進行による懇親会でした。母国のダンスを披露したり、世界に関するクイズで盛り上がったりして、親睦を深めました。

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【2日目】
午前中は「インタビュー交流会」と「アニメ・マンガの日本語」でした。インタビューでは、研修生が事前に用意した日本社会に関する様々な質問に答えていただきました。アニメ・マンガのクラスでは、研修生と一緒にキャラクターの話し方の違いを話し合い、実際にアフレコも体験しました。

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午後は、「日本語学習サイト紹介」の授業を受けた後、翌日の授業準備を行いました。

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【最終日】
いよいよ大学ごとのグループで行う日本語授業です。「若者言葉」と「方言」を担当して頂きました。体験参加者の皆さんはこの日の為に1月前から教案を準備されました。工夫に富んだオリジナルの授業はどれも研修生に大好評でした。

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最後に、3日間の振り返りとして、お一人ずつ、気持ちを表す漢字一文字を発表して頂きました。携帯アプリLINEを使った授業で挑戦した「挑」、日本全国、世界各国のたくさんの人との交流が叶った3日間で「交」、満足の3日間だった、喜びや緊張に満ちた時間であったとして「満」、これからも勉強は続き、日本語教師になる夢も続いていくとの気持ちから「続」等々、様々な感想が述べられました。

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本プログラムの実施に際しご協力いただきました各関係大学の皆様、そして参加してくださった学生の皆さん、ありがとうございました!

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【体験参加者の声】(抜粋)
・ 研修生の方々とお話できただけでも「とても満足」と言える。加えて、様々な体験をさせてもらえた。特に、3日目の授業で他大学の参加者とお互いに授業を見てコメントをしあうのはいい刺激になったと思う。

・ 日本語教育に関してはもちろん、日本に対して海外の人たちが今どういった関心・考えを抱いているのかを知ることが出来ました。普段なかなか考えないこと(例えば、なぜ日本人は長生きなのか、等)を改めて自分の意見を交えて人に伝えるという体験が出来ました。

・ 日本全国から多くの参加者が集まっていることに驚き、大学の授業や大学内の交流からは得ることの出来ない体験が出来ました。ともに頑張っていきたいと感じています。

・ 普段、何気なく話している方言を教えるということで、今回のことがなければ文法的に考えることはなかったので良い機会でした。

・ 日本語を教える難しさを感じると同時に、日本語を教える楽しさも改めて実感することが出来ました。まだまだですが、これからだと思って頑張っていきたいです。

・ 他大学の参加者からは、大変学ぶことも多く、身が引き締まる思いです。将来のビジョンを明確に持っている方もいれば、同じ悩みを持つ方もいて、交流ができたことにとても感謝しています。

・ この体験を通じて、準備の大切さを感じました。学習者のことをどれだけ考え、授業にもっていくかということが、こんなに難しいのだということを再認識しました。アクセントや言葉の選択なども大事だということを知りました。

・ 3日間充実していました。大学に帰って、他の日本語教員を目指す学生にも、学んだことを伝えていきたいと思います。

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※国際交流基金関西国際センターでは、日本語学習者訪日研修事業に関し、企業・団体様の冠スポンサー等のご支援をお待ちいたしております。(なお、規程に基づく審査がございます。)
企業・団体の皆様におかれましては、是非ともご検討のほどお願い申し上げます。

冠スポンサー事業ご相談連絡先:国際交流基金関西国際センター 村田曉彦 Tel. 072-490-2600


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