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「日本語教育現場体験」で、関西国際センターと日本各地の6大学が連携!

 

国際交流基金は効果的かつ効率的な事業運営のため、自治体や企業、教育施設など様々な外部機関との連携強化を進めています。

関西国際センターでは、「国内連携による日本語普及支援」を行っています。これは、海外における日本語普及、日本語教育を支援することを目的に、日本の大学から日本語教育実習生(インターン)を受け入れている海外の大学から日本語学習者を招いて、研修(「国内大学連携大学生訪日研修」)を実施するというものです。

本研修秋季コース(平成25年9月3日~10月17日実施、9カ国・地域27名が参加)では、10月1日(火)~3日(木)の3日間、これらの研修生の所属大学機関と提携関係にある大学で日本語教育を学ぶ大学生をお招きし、「日本語教育現場体験」を実施しました。

今回は、大阪大学、神奈川大学、同志社女子大学、東北学院大学、武庫川女子大学、安田女子大学の6大学より16名の大学生の皆さんが参加してくれました。

 

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【初日】

オリエンテーションで目的などを確認した後、16名の参加者と訪日研修に参加している9カ国・地域の研修生27名がアイスブレイクで緊張をほぐしながら、互いに自己紹介を行いました。

続いての「インタビュー交流会」では、研修生が事前に用意した日本の生活や文化、社会に関する様々な質問に参加者が答えてくれました。質問の内容は、日本の「祭り」や「ペット事情」「ファッション」などの身近なものから、「外国人に対するイメージ」「親子関係」「メディアの規制」など抽象的なものまでさまざま。日本の大学生たちにとっても、あまり考えたことがないトピックや新鮮な視点は、刺激になることも多かったようです。

夜は研修生の企画・進行による懇親会でした。一緒にダンスをしたり、ゲームで盛り上がったりして、若者同士で親睦を深めました。

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【2日目】

午前中は「スピーチ発表会」でした。各研修生が自国の大学生活や社会問題について日本語で行うスピーチに対して、日本の学生たちが積極的に質問やコメントをしてくれました。

午後は「日本語学習のためのウェブサイト」の授業です。日本の学生と研修生が一緒に参加した「アニメ・マンガの日本語」ウェブサイトの授業では、キャラクターによる日本語の違いを確認したり、実際にアフレコ体験をしたりと、大いに盛り上がりました。

最初の2日間の振り返りの後、翌日の授業の最終準備。その後の自由参加の夕食懇親会では、それぞれの大学での日本語教育の授業や実習などについて情報交換を行いました。

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【最終日】

午前は、大学ごとのグループで行う「若者言葉」「関西弁」の日本語授業です。参加者の皆さんはこの日の為に一ヶ月ほど前から教案を準備。工夫に富んだオリジナルの授業はどれも研修生に大好評でした。

午後は、3日間の振り返りを行い、1人の若者として、同じ授業を受けた学生として、そして授業を行った教師として、経験したこと、感じたこと、発見したことについて、小グループに分かれて話し合い、理解を深めました。最後に全員で感想を述べ合い、3日間の現場体験を通して得たものを共有しました。

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本プログラムの実施に際しご協力いただきました各関係大学の皆様、そして参加してくださった学生の皆さん、本当にありがとうございました。

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【体験参加者の声】(抜粋)

● もっといろんな人と出会いたい!自分では考えられないようなおもしろい世界の見方にもっと触れたい!という好奇心がまた一段と高まったプログラムでした。

● 私にとって、これは一生の思い出です。もしかしたらこの経験は私の人生を変えるかもしれません。

● 日本語を教えるむずかしさはもちろんですが、日本語を教える喜びを大いに感じることが出来ました。

● 多くの研修生の方々とたくさんの時間を共に過ごせたことと、他大学で日本語教育を学ばれている学生の方々からいろいろ吸収できたことが本当に将来の為になりました。

● 今回の研修で日本語教育に更に興味を持ちました。ですがそれ以上に、人との関わり方や異文化交流ってなんなんだろうということを考える機会になったことが私の中で大きかったです。

● 最初にアイスブレイクがあったおかげで、すんなりと研修生の皆さんの輪の中へ入ることができました。また、様々な活動を行った後で自分たちの授業をするという流れだったので、それまでの活動で学んだことを自分たちの授業ですぐに実践できたのがよかったです。

● 教案へのコメントが非常にわかりやすくて、とてもありがたかったです。私たちが作っているものに対して、否定的なことを言わずに、尊重していただけたので、不安を抱えながら教案等を送っている私たちはとても嬉しかったです。

● ただ「教える」だけでなく多くのフィードバックとコメントをいただけたことがなによりよかったと思います。たくさんの振り返りの機会をいただけたことで、実際教える際に教える側のわたしたちとそれを受け学ぶ側との落差に気付くこともできましたし、やりっぱなしではなくわたしたちがやった授業の良かった点にも悪かった点にも気付けました。

● 自分が普段何気なく使っている若者言葉ですが、正しいニュアンスや意味というのがはっきりしていないまま使っている言葉も多いのだなと思いました。自分の言葉を振り返ることで、自分がどのような意味で使い、どのような法則で変化させて使っていたのかということを理解することができました。

● ことばを教える際にはその背景にある文化も大切にしなければならないことに気づきました。ただ表面的にことばのみを扱うのではなく、その内側に隠れている話者の気持ちなど、こめられているものにも触れることによって、ことばを学ぶ楽しみは広がるのではないかと感じるようになりました。

 

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※国際交流基金関西国際センターでは、日本語学習者訪日研修事業に関し、企業・団体様の冠スポンサー等のご支援をお待ちいたしております。(なお、規程に基づく審査がございます。)
企業・団体の皆様におかれましては、是非ともご検討のほどお願い申し上げます。

冠スポンサー事業ご相談連絡先:国際交流基金関西国際センター 村田曉彦 Tel. 072-490-2600


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