ニュース

日本赤十字社と連携
日本語学習者訪日研修(大学生/冬季)研修参加者23名が、大阪赤十字病院を訪問し日本赤十字社の国際・国内活動について学びました!

 

2014年1月27日(月)

国際交流基金関西国際センターは、自治体や企業、教育施設など、外部機関と幅広く連携し、効率的で効果の高い事業の実施に努めています。

日本語学習者訪日研修(大学生)は、日本語学習者が急増している国々から大学生を招き、日本語の学習支援をし、日本の文化・社会を理解する機会を提供することを目的に実施しています。このたび、研修生の日本理解・東日本大震災被災復興理解の一環として、世界9カ国から集まった大学生23名が大阪赤十字病院を訪問いたしました。

SG冬 22.png

赤十字社は、赤新月社と合わせ現在世界189カ国に広がっている人道機関です。その一つである日本赤十字社は、全国に47支部、92の病院を持ち、職員数は約6万人という、世界最大規模の赤十字です。
今回訪れた大阪赤十字病院は、全国の赤十字病院のうち5か所に定められた「国際医療救援拠点病院」の一つで、突発的に多くの人員を必要とする海外での災害時の医療活動や復興支援事業などへ職員を長期派遣する体制を整えています。

 

はじめに、大阪赤十字病院看護師の田中温子様から、海外での救援活動や復興支援活動について、ハイチやフィリピンでの支援活動を例にご説明いただきました。2010年、ハイチで発生した巨大地震は、地域に甚大な被害をもたらしましたが、この事態を受け、日本赤十字社では、ERU(緊急対応ユニット)を出動させ、70人のスタッフを派遣。仮設診療所や巡回診療で23,000人以上を診療し、衛生知識の普及活動や予防接種キャンペーンも実施したそうです。また、2013年、フィリピン中部を台風が直撃し広範囲で激甚な被害が発生した際には、すぐに救援金の募集を開始するとともに、国際赤十字・赤新月社連盟からの要請でERU(緊急対応ユニット)を出動させ、24人のスタッフを現地に派遣したことなど、日本赤十字社が世界で起こる災害に迅速な救援活動を行っていることを具体的な事例でお話いただきました。研修生は皆真剣にお話を聞き、自国で自然災害が起こった場合についてなど、様々な質問をしていました。

 SG冬 23.png   SG冬 3.jpg

 SG冬 4.jpg   SG冬 5.jpg

次に、日本赤十字社の国内の救護活動について、東日本大震災時の活動をまとめたビデオを視聴させていただきました。日本赤十字社が、震災直後から被災地各地に入り、怪我や病気の救護だけでなく、心のケアも含めた幅広い救護活動を実施されていることが分かり、被災された方々のためになりたいと懸命に働く職員の皆様の姿が、とても心に響くビデオでした。

 

引き続き、大阪府支部事業部事業課主事の笹森賢一様に国内救護に関するお話を伺いました。笹森様は、赤十字社の強みとして組織力を挙げられ、どのような救護活動も可能にできるよう日ごろから備えていることをご説明くださいました。お二人のお話とビデオを通して、研修生たちは、救援・救護という言葉の裏にある日本赤十字社の方々の強い思いを感じたようでした。

 SG冬 8.jpg   SG冬 9.jpg

その後、大阪赤十字病院の敷地内にあるロジスティクス・センター(救護救援倉庫)に移動し見学しました。

 SG冬 10.jpg   SG冬 11.jpg

大阪赤十字病院国際医療救援部国内救援課主事の清水亮平様より備蓄されている物資や機材についての説明をして頂きました。研修生たちは、初めてみる機材について、何に使うのか尋ねたり、ユニフォームに袖を通して救護に向かう職員の気持ちを考えたりしていました。

 SG冬 12.jpg   SG冬 13.jpg

 SG冬 14.jpg   SG冬 15.jpg

また、実際に東日本大震災で活躍したdERU(仮設診療所)も動かしていただき、その中を見学させていただきました。職員の方々のお話やビデオで見聞きした物を、直に見たり触れたりできたことで、日本赤十字社の活動を肌で感じることができました。

 SG冬 16.jpg   SG冬 17.jpg

 SG冬 18.jpg   SG冬 19.jpg

今回の訪問は、大学生というまだ若い研修生たちにとって、日本の技術や設備、経験を知る機会となっただけでなく、東日本大震災における日本と海外の対応を学び、震災や災害など世界中のどこでも起こりうる自然災害の際に、人々はどのように助け合うべきかという、人としての普遍的な考え方の一つを学ぶ機会となりました。

 SG冬 20.jpg   SG冬 21.jpg

 

今回ご協力いただきました日本赤十字社大阪府支部、ならびに大阪赤十字病院の皆様、本当にありがとうございました。


日本語学習者訪日研修(大学生/冬季)参加者は中国(4名)・インドネシア(2名)・タイ(8名)・ベトナム(2名)・ブラジル(3名)・アゼルバイジャン(1名)・ウクライナ(1名)・スロベニア(1名)・ベラルーシ(1名)からの大学生、計23名です。

 

日本赤十字社大阪府支部     http://www.osaka.jrc.or.jp

SG冬 24.png


大阪赤十字病院   http://www.osaka-med.jrc.or.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ページの先頭へ