ニュース

外交官・公務員研修生 堺市を訪問

 

2014年3月7日(金)

 

国際交流基金関西国際センターでは、自治体や企業、教育施設など、外部機関と幅広く連携し、効率的で効果の高い事業の実施に努めています。

 

関西国際センターで日本語を学んでいる外交官・公務員研修生達(34名)が、堺市を訪問し、狭間惠三子堺市副市長にお会いする機会を頂きました。また、和菓子作り体験と、中学校訪問もさせて頂きました。

 

堺市は古代には仁徳天皇陵古墳をはじめとする百舌鳥古墳群が築造され、中世には海外交易の拠点として「自由・自治都市」を形成し、経済・文化の中心として繁栄してきました。現在は、政令指定都市・堺として、関西の文化・経済を牽引しています。

 

研修生達が堺市役所へ到着すると、堺市役所国際課の皆さんが出迎えて下さいました。
そして、狭間惠三子副市長様、田所和之国際部長、小谷行彦国際課長様も駆けつけて下さり、表敬訪問の機会を頂きました。堺市の概要についてお話頂いた後、研修生からも日本語でそれぞれ自己紹介をさせて頂きました。そして、副市長との質疑応答の時間を頂き、仁徳天皇陵古墳や、堺市にあるベトナム総領事館について質問がありました。その後、研修生を代表し、ミクロネシア公務員のジェフさんから日本語でご挨拶させて頂きました。

 sa1.jpg sa2.jpg

 sa3.jpg

市長表敬訪問終了後、堺伝統産業会館に向かい、和菓子作り体験をさせて頂きました。堺市ものづくりマイスターであり、創業100年以上の歴史がある「美乃や」の店主 高田和夫先生さんから本格的な練りきり(茶巾)を体験させて頂きました。研修生達は初めてあんこに触れる人も多く、説明を熱心に聞き入っていました。実際に先生の真似をしながら作ってみると、非常に難しく、苦戦する様子が見られました。日本の伝統産業の奥深さと楽しさについて実感できたようです。

sa4.jpg sa5.jpg

sa6.jpg sa7.jpg

 

お昼ごはんを食べた後、午後からは2班にわかれ、堺市にある「さつき野学園」と「登美丘中学校」を訪問しました。

 

さつき野学園では、学校到着後、それぞれのクラスへ生徒自らが案内をしてくれて、早速交流の時間となりました。研修生から日本語で出身国の紹介をした後、生徒のみなさんからけん玉や、おてだま等日本の遊びを教えてもらいました。6年生や8年生等高学年の生徒さんからは、日本文化(料理、テクノロジー、観光名所等)について英語でプレゼンテーションをしてもらいました。研修生は興味深く、発表を聞き、質問をしていました。また、6年生は、事前に研修生達の母国語を調べてくれていて、いろんな言語で「こんにちは」や「ありがとう」を披露してくれました。研修生達は自国の言葉を調べてくれていることに感動し、非常に喜んでいました。

 sa8.jpg sa9.jpg

 

その後、小林豊行副学園長による学校説明を受けました。堺市初の小中一貫学校ということで、研修生からもたくさん質問がでました。特に、日本の学校において私立学校と公立学校の主な違いや、小中一貫校であることの利点について、質問がありました。小林副学園長より「8年生や9年生の生徒が小学校1年生や2年生のお手本となるべく、リーダーシップを発揮してくれている。」という説明に対して、「子供達の成長と自立心を自然に育てる教育制度だと思う。」という感想が多く聞かれました。また、実際に学校施設も見学させて頂き、体育館でのクラブ活動をのぞいた際、飛び入りで参加する研修生もいました。

sa10.jpg sa11.jpg

子供達との交流や学校案内を通して、日本教育の新しい取り組みについて学ぶ貴重な機会となりました。

 sa12.jpg

登美丘中学校では、まずお筝の授業体験をさせていただきました。登美丘中学校では、日本の伝統文化を伝えるため、地域の方のご協力をえて、生徒にお琴の授業を行っています。初めに、先生3人による「さくら」の合奏を聞かせていただきました。琴の音を始めて聞く研修生も多く、優雅で奥深い音色にみな熱心に聞き入っていました。その後、実際に爪をはめて弦をはじき、音の奏で方を教えていただきました。研修生たちは、一通りの音階をつかむと、楽譜にそって演奏してみたり、自分なりに音を楽しんだりしていました。日本の伝統楽器に触れる貴重な機会をえて、みなとても喜んでいる様子でした。

sa13.jpg

sa14.jpg次の時間では、体育館へ移動し、1年生たちとの交流会を実施いただきました。研修生から生徒全員へ日本語で簡単な自己紹介を行ったあと、それぞれのクラスに分かれ、自国について簡単なプレゼンテーションをさせていただきました。生徒たちからは、「どんな伝統工芸品がありますか。」や「何ヶ国語を話せますか」「日本の携帯ゲームをしたことがありますか。」といった様々な質問がよせられ、研修生たちもこれまで学んできた日本語を思い出しながら、一つ一つの質問に一生懸命答えていました。元気いっぱいの生徒たちから研修生たちもよいエネルギーをもらったようです。

 

放課後には、茶道部と華道部へお邪魔し、部活動体験をさせていただきました。茶道部では、茶道部の生徒さんにお茶を点てていただき、茶席を体験させていただきました。また、堺は茶の湯の大家・千利休の出身地であり、中世からお茶に縁の深い土地であることもご説明いただきました。華道部では、実際に花器へ花を挿しながら、華道において大切にされる空間とバランスの関係について説明を受けました。華道部の生徒さんのサポートを得ながら、研修生たちは自分なりの作品を作りました。

 sa15.jpg sa16.jpg

 

堺市訪問により、日本文化と日本の教育制度について更に理解を深めることができた一日となりました。
今回ご協力頂きました堺市役所・国際課、澤田克生様、韓昌一様、さつき野学園のみなさん、登美丘中学校のみなさん、有難うございました!

sa17.jpg

堺市ホームページ
さつき野学園ホームページ
登美丘中学校ホームページ


ページの先頭へ