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文化・学術専門家日本語研修2ヵ月コース参加者が
読売新聞大阪本社を訪問・記者と交流しました

 

関西国際センターでは、自治体や企業、教育施設など、外部機関と幅広く連携し、効率的で効果の高い事業の実施に努めています。

 

7月25日(金)、専門日本語研修(文化・学術専門家)2ヶ月コース参加者20名のうち、18名が、世界一の印刷部数を誇る読売新聞(大阪本社)を訪問し、同社の社内見学と記者交流会に参加しました。
本研修は、世界各国で日本の社会・経済・文学・美術など様々な角度から「日本」を研究する大学院生、研究者、学芸員、司書が参加しており、研修生はみな普段の研究活動で、読売新聞が提供するデータベース「ヨミダス歴史館」をよく活用していたため、研修生全員、読売新聞見学の日を心待ちにしていました。

 

まずは読売新聞大阪本社の社内見学です。同社の見学では、新聞の歴史から情報の集め方や作り方まで、新聞の全てを学ぶことができます。また、実際に記者の方々が働いているオフィスの中まで見学でき、研修生たちは、日本情報の発信現場を肌で体験しました。24時間稼動している新聞印刷工場のシステムとその規模を目の当たりにし、研修生たちは目が離せない様子でした。

 

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1時間にわたる社内見学のあと、記者の方々との交流会が行われました。今回は、科学部編集委員の川西勝様、社会部の田尾茂樹様、中西賢司様にご参加いただきました。

 

最初に、記者の方々からご自身の記者になったきっかけ、記者としてのご経験、関心分野などについてお話いただきました。

 

科学部で震災の取材を主に担当されている川西様からは、阪神大震災のことや震災報道の難しさなどをお話いただき、地震のない国の研修生は新奇の目で、地震を経験している国の研修生はしっかりと頷きながらお話に聞き入っていました。

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エジプトでの勤務経験がある田尾様からは、ご自身で書かれた「難民」に対するコラムをご紹介いただくと共に、「アラブの春」を現場で取材したお話を頂戴しました。世界中の注目を集めた「アラブの春」で、政府やデモ隊の動きだけでなく、居住者として被害に遭った人々をも取材するようになった体験談は、研修生のみならず随行したセンタースタッフ一同にとっても大変印象深いものでした。

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中西様からは、学生時代に留学したデンマークや東欧地域の話から、記者として派遣されたアフリカでの経験まで、国境をこえた幅広いお話を伺いました。また最近取り組まれている、近代日本の写真がアメリカの博物館で保管されている件では、関連の写真資料も見せいただき、美術、歴史等の研究者はとても興味津々な様子でした。

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記者の方々からお話の後は、グループに分かれて質疑応答や交流の時間をもちました。交流会では、日本のマスコミと研修生の国のマスコミを比較する質問が出たり、最近の日本の時事問題について記者の方の率直なご意見を伺ったりと、活発な交流が行われました。

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研修生からは、
「日本と中国の記者のなり方が違うことが分かってびっくりした。中国の記者は大学でマスコミを専攻しないとなれないが、日本はマスコミではない学問を専攻しても記者になれるらしい。記者交流会ではないと聞けない話だった。」
「最近の時事問題について、記者の方の意見を直接聞けて、自分の研究に大変参考になった。」
「日本の記者が朝から晩まで働く姿はとても大変だと思った。自分の国の記者も似たような形で働いているのか気になった。」
「日本の社会で実際に働いている「社会人」と初めて深く話を交わすことができて、とても有意義な時間になった。」
などの意見が寄せられました。

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読売新聞大阪本社での時間は、研修生の今後の研究に役立つと共に日本への理解を深める大変有意義な経験となりました。この場をお借りして、ご多忙の中、大変貴重な機会を与えてくださった読売新聞大阪本社の皆様と読売サービス株式会社の皆様に厚くお礼申し上げます。誠にありがとうございました。

 

【特別ご協力】
読売新聞大阪本社→http://www.yomiuri.co.jp/osaka/
読売新聞データベース「ヨミダス歴史館」→http://www.yomiuri.co.jp/database/rekishikan/


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