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新規事業「平成27年度さくら拡充(企画型訪日研修)」を実施しました。

 

 国際交流基金関西国際センターは、平成27年7月21日(火)- 8月18日(火)の4週間、ベトナム、ブラジル、エジプト、ポーランド、スロベニアの世界5カ国の6大学より、それぞれ1-2名の学生及び2名の教員、計18名が集まる「平成27年度さくら拡充(企画型訪日研修)」を実施しました。

 

 本研修は、国際交流基金さくらネットワーク機関及び所在国の日本語教育を支援し、JF日本語教育スタンダード(以下、JFS)がめざす課題遂行型学習、異文化理解教育への理解を深め、各国のさくらネットワーク機関同士の連携強化を図るべく、さくら中核機関に指定されている大学から日本語教員及び日本語を学んでいる学生を招へいし、日本語や日本語教授法を学ぶと同時に日本の文化・社会を理解する機会を提供することを目的としています。

 

 参加者は、短い研修期間の間にさまざまなプログラムに参加し、自国ではできない経験を積んで帰ります。

 本年度参加者が経験したプログラムの一部を以下にご紹介します。

 

●教員参加者のフィールドワーク(大阪、東京、奈良・京都)及び成果発表授業

 教員及び学生共に、大阪1日、東京及び奈良・京都それぞれ3泊4日の計3回、フィールドワークを行いました。

 教員のフィールドワークは、JFSがめざす課題遂行型授業を実施するための素材収集活動を目標とし、各自で作成した活動計画書をもとに歴史的な社寺仏閣や博物館等を訪れました。各訪問先でのパンフレットの収集や写真撮影に加え、電車のホームでアナウンスを録音する等、様々な方法で情報収集に励んでいました。

 フィールドワーク終了後、研修終盤には、フィールドワークで収集した素材をもとに、日本理解・異文化理解をテーマとした成果発表授業を学生参加者に対して行いました。授業のテーマは日本の歴史、地理、文学、文化等様々で、訪問先で収集したパンフレットや自分で撮影した写真等を活用し、それぞれに教え方を工夫した内容のある授業を行いました。学生参加者にとってはもちろん、教員参加者にとっても異なる国の日本語教員の授業を通じて多様な教え方を知ることができ、たいへん勉強になったという声が多くあがりました。

 

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●学生参加者のフィールドワーク(大阪、東京、奈良・京都)及び報告会

 学生のフィールドワークは、日本語授業とリンクしたタスク型体験プログラムの活動として実施しました。日本理解と異文化理解を目標とし、異なる国の2-3人のグループに分かれ、指定された見学地とグループごとに選んだ見学地を組み合わせて作成した活動計画書をもとに行いました。

 フィールドワークの成果について発表する報告会では、大阪、東京、奈良・京都という違う顔をもつ三都市を周り、さまざまな角度から日本について学ぶことができ、またタスク活動を通じて自らの日本語のブラッシュアップに繋がったと報告がありました。また、学生の報告会を聞いた教員からは、それぞれの国の学生がどのような視点で日本を見ているか知ることができ、教える立場で様々な気づきがあったようです。

 学生も教員も、短い日本滞在期間中に、できるだけ多くのことを学ぼうとする姿勢を強く感じました。

 

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●日本文化体験

*文化体験(茶道・書道・和太鼓・浴衣着付け)

 関西国際センターでは、研修生の日本文化理解を促進するために、さまざまな文化体験プログラムを用意しています。今回は、茶道・書道・和太鼓・浴衣着付けを体験しました。

 

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●修了式・歓送会

 そして最終日、関西国際センターで研修の締めくくりとして、修了式を行いました。当センター赤木攻所長より、全員に修了証書の授与が行われた後、研修生を代表して、エジプトのアインシャムス大学学生のアヤさん、ブラジルのブラジリア大学教員のファウストさんが、4週間の思い出と研修に関わった人全てへの感謝の気持ちをこめて、答辞を読み上げました。皆、4週間の研修の中で、様々な体験を通じ、日本の生活や文化などへの理解を深めることができたと研修を振り返りました。

 そのあとの歓送会では、それぞれこの研修期間中に関わった人たちと楽しい思い出話を交わし、研修生たちより感謝の気持ちとして幾つかのパフォーマンスが披露されたあと、この4週間の研修を締めくくりました。

 本研修の実施にあたり、多大なるご協力をいただきました地域の皆さま、関係者の皆さまに改めて厚く御礼申し上げるとともに、今後とも引き続き関西国際センター事業へのご協力・ご支援のほど、改めてお願い申し上げます。

 

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