2010年10月アーカイブ

平成29年度 文化学術専門家日本語研修(2か月コース)

研修期間:2017年6月7日-2017年8月2日

1-日本語の研修

 2ヶ月間、あっという間でしたが、非常に有意義でした。
 初日にテストがあり、日本語のレベルチェックが行われました。その結果に応じて、3つのグループに分けられました。そして、グループごとのスケジュールをもらいました。このコースの一番良いところは、自分で授業を選ぶことができるということです。例えば、漢字や会話などの選択科目の中から、自分で選んで決めることができます。
 授業の中で一番重要だったのは、発表のクラスでした。発表のクラスでは、自分の研究分野に関する最終口頭発表1.jpgのための準備や練習をします。発表のクラスは分野ごとに分かれていて、同じクラスの研修生からフィードバックをもらうことができます。コースの終わりには、歴史、言語学、美術、文学などのテーマについて、それぞれ自分の研究を日本語で紹介できるようになりました。先生方のアドバイスとコメントのおかげで、私達の発表は完璧なものになりました

 その他、コンピュータクラスでは、自分の研究活動のための丁寧な日本語のメールの書き方を学びました。そして、同じ専門分野の人や大学の先生方にお願いや、問い合わせ、お礼のメールを日本語で書くことができるようになりました。さらに、専門語彙のカード作り方についても教わることができました。
 図書検索についてのガイドもありました。例えば、どのようにしてインターネットで本を探したり、予約したりすることができるかです。そして、日本語学習に役立つウェブサイトやスマートフォンアプリについても紹介してもらいました。

 毎週、連絡会があり、授業や文化体験プログラムについて詳しく説明してもらうことができました。そして、授業は月曜日から木曜日の9時から午後3時ごろまででした。自由時間は個人研究や旅行をしたり、他の研修生と一緒に時間を過ごしたりすることができました。
 また、東京へ自主研修旅行に行きました。3日間、国際交流基金の日本語国際センター(浦和)に滞在して、研究に必要な資料を探すために図書館へ行ったり、専門家や大学の先生に会ったり、美術館・博物館を訪ねたりしました。この研修旅行は、同じ分野を研究する人とのネットワーキングにとっても、非常に役に立ちました。

 2.jpg神戸大学の大学院生との交流会も印象に残っています。神戸大学の図書館を案内してもらったり、神戸大学の大学院生の方と自分たちの研究や日本の大学生活について話したりしました。神戸大学の皆さんには、美しいキャンパスを案内してもらうなど、親切にしていただきました。とても貴重な体験となりました。

2-文化体験

このコースには、日本語を学ぶことだけではなく、日本の文化や伝統芸能を実際に体験できる機会もありました。例えば、書道、ゆかたの着付け、文楽鑑賞です。

A-ホームビジット
 ホームビジットは、日本の一般家庭を訪ねるという、とても貴重な経験でした。研修生同士ペアで日本人の家を訪問し、家族と話したり一緒に食事をしたりして、日本の生活を体験することができました。お好み焼き、たこ焼き、串かつなど関西の伝統的な料理を食べたり、関西弁を聞いたりして、楽しい時間を過ごすことができました。

B-茶道
 3.jpg2人の先生から茶の湯の心について学びました。お茶の正しい飲み方、伝統的な道具の名前や、和室に入る時のマナーなどを教わりました。そして、苦いお茶を飲む前に甘いお菓子を食べることの意味がよく分かりました。お茶碗の美しさや作法についても、理解することができました。昔から伝わる伝統文化の雰囲気を感じることができました。
注意:白い靴下を持って来てくださいね!

C-大阪オリエンテーリング
 これは、研修での最初の活動でした。グループに分かれて大阪の様々な所を散策しながら、写真を撮ったり、日本人と話したり、一緒に食事をしたりする活動でした。その後、それぞれ体験したことを先生方や他のグループの人たちに紹介しました。この活動のお陰で、お互いにうち解け仲良くなることができました。

3-センターの生活

 関西国際センターの施設は、研究活動にとても役に立ちました。
 3階にある食堂ではおいしい料理を食べることができました。そして、食事を終えると、またすぐ研究に戻り、集中し34.jpgて取り組むことができました。2階の自習室では、夜遅くまで自由に勉強したり、資料を印刷したりすることができます。カラオケルームとジムもあり、充実した時間を過ごすことができます。そして、部屋にはエアコンとwifiが備わっているので、とても快適に過ごすことができます。窓からは、素晴らしい海の景色が見えます。ビーチでパーティーをした時には、歌を歌ったりBBQをしたり貝を食べたりして、楽しみました。そしてバスや自転車に乗って、神社や田尻町にある名所など、関西国際センターの近くを散策することもできました。

 関西国際センターのスタッフの皆さんに色々と助けてもらいました。皆さん、親切にしてくださり、ありがとうございました。

 コリーン ダントニーオ(イタリア)
 フローレンス クリック フリーゼン(ニュージーランド)
 ヌルハーン ディヤーブ(エジプト)
 スヴアトスラフ ポルホフ(ロシア) 

 

平成28年度 文化・学術専門家日本語研修(6か月コース)
研修期間:2016年10月5日-2017年4月5日

「アカデミック・コミュニティ」

ロバート・ホーン(英国)

 もうすぐ私達のグループは帰国しますが、この文を書いている今、関西国際センターで過ごした6ヶ月間の思い出がたくさん浮かんできます。きっと、私達全員の強い気持ちは、関西国際センターの先生方や司書方、センタースタッフへの「ありがとう」に違いありません。
 最近、食堂や図書館でグループのメンバーに出会うと、「そろそろ終わりますね。帰りたくないよ」と言っている人がたくさんいます。なぜなら、関西国際センターで過ごした時間は、私達に貴重な経験だったからだと思います。このコースへの参加のおかげで、3つの成果がありました。まず、私達の日本語レベルが向上して、私達の研究が進んで、そして、いろいろな国の人と交流できました。 ca1.jpg
 このコースは、参加者にとって、日本語を理解するためだけではなく、自分の研究をうまくいくようにするためなので、日本でどうやって研究をするのかについて、チューターと一緒に相談する個別授業もあります。このコースは参加者のニーズによく合わせて設計されています。
 授業は基本的には月曜日から木曜日まで。週末は、自分の時間がありますから、センターで日本語を勉強したり、あちこちで専門活動をすることも出来ます。 その上、6ヶ月間で2回、専門活動集中期間があります。どのような研究テーマや研究方法でも、例えば、資料館で資料を集めることが必要な場合も、あるいは、教授や専門家と相談したい場合も、きっとしたい研究が出来るようになるはずです。
 センターで、自分の研究を日本語で発表するチャンスもありますので、このコースの設計は、日本に深い興味を持っていたり、将来日本で働きたいと考えている人にとって、とても役に立つと思います。非常に良い経験になるでしょう。総合日本語のクラスで何回も作文を書いたので、日本語で書けなかったことが、書けるようになりました。また、文章表現のクラスでは、日本のスタイルの研究計画書を書く機会がありました。後期にレポートや計画書を書く時、先生方は私達のミスをはっきり説明し、いつもていねいに指導してくれました。私にとって、日本語学習コースの一番印象的なことは、先生方の態度や努力で、私達参加者はいろいろなことを大変お世話になりました。ca2.jpg
 センターにある図書館は非常に良いところで、司書の方達もとても親切だと思います。日本全国のどの大学からでも、本を借りることが出来ますので、センターの図書館はとても便利です。私達は、司書の方々に大変お世話になりました。
 このセンターに来る理由は、もちろん、自分の研究のため、日本語能力のレベルアップが目的でした。日本に来る前に6ヶ月間はかなり長い時間だと思っていました。 授業や自習や研究以外にも、関西国際センターで面白い生活が出来るのか、そして、どのような人々と会うのか分かりませんでした。でも、センターの生活はかなり面白いです。いろいろな国からの外交官や研究者や日本語教師が滞在しますので、様々なことが習えるチャンスが多いと思います。
 国際交流基金のおかげで、自分の研究の内容だけでなく、日本語はもちろん、日本での研究のやり方や日本文化の豊かさがもっと分かって来ました。6ヶ月間で、他の参加者と同じ建物に住みながら勉強しているので、本当に良い「アカデミック・コミュニティ」でした。日本に関してや、他の研究分野の興味深い話を聞いて、日本への興味や知識が深くなり、広がりました。本当に、この6ヶ月間は豊かな経験ができたと思います。

「専門読解」について

李熙媛(韓国)

 このプログラムに参加される方は、基本的に日本、そして日本語に深くつながっている研究対象を心の中に抱いておられると思います。私は日本帝国主義時代の末期、日本で文学家として活動した「金史良」の作品を当時の日本語で読むことを一番重要な目標として、このプログラムに参加しました。私はこのプログラムに参加する前まで、日本語をちゃんと勉強したことがない状態だったので、このような目標をまともに行うことができるかどうか心配していました。さらに、現代日本語でもなく、1930-1940年代の日本語で書いてある金史良の作品を読むことが可能なのかというのも不安でした。

33.png しかし金史良作品の日本語のオリジナル作品を読むことは、どうしてもしてみたい研究活動だったので、プログラム開始1ヶ月後ぐらいから、担当の先生と一緒に金史良の作品を読み始めました。初めて読んだ作品は、金史良の文壇デビュー作、「光の中に」でした。漢字の知識が豊富でもなく、日本語の文法に慣れてもいなかったので、私は作品を1行読むのにも、辞書を手にして文字一つ一つの意味を理解しながら進めていました。非常に多くの時間がかかり、内容理解に難しい点も多かったです。それにもかかわらず、私は「光の中に」を読んで、金史良作品の中で最も大きな意味を持っていたと思う作品である「天馬」も読むこともできました。
 今、韓国で金史良の主な作品は見事な翻訳があります。ですけど、翻訳だけ読んで研究を進めることは、どうしても満足できない面があります。やはり、今回原本を読む作業をしてみると、原本だけが伝えることができる文学作品の文脈的意味と、作家が表したかった部分だと思われる芸術的形象化のポイントが見えました。特に一字一字の意味を把握しながら作品を読む過程は、まるで私自身が作家になって作品を書き出しているような感じがするほど、作品が私の中で新たに組み替えられていきました。非常に興味深く、貴重な経験でした。
 もし一人でこれを進めたら、こんなに短い時間で不可能だったと考えます。ca4.jpgこのようなことが可能のは、1週間に1回継続的に担当の先生と一緒に読解をしたおかげでした。担当の先生は私の読み取り速度に合わせて読み取りを助けてくださって、当代の社会の雰囲気の理解と文法の特徴についての知識をもとに、作品について一緒に話を交わしてくれました。そして私が最後までこの過程を続けることができるように手伝ってくださいました。
 今回の研修活動を通じて、日本語についての理解と研究活動に役立ついろんなことを学ぶのができましたが、何よりも大切で意味あった作業は、まさにこの専門読解の時間だったと、ためらうことなく言うことができます。今後、このプログラムに参加される研究者の方も、このような経験を通して、研究に深さを加えることができると思います。ありがとうございました。

研究を広げてくれた日本語トレーニング

陳品姮(台湾/ドイツ)

 「今年は、大阪は桜が咲くのが遅いのは残念ですね」と友人からメールが届きました。ドイツに戻るまで1週間前の今、6ヶ月間の研修が終わりに近づいているということは、まだまだ実感がありません。

ca5.jpg 私は文化人類学者で、専攻は視覚文化論とラテンアメリカ地域です。この研修に参加する前に、19世紀の中米への日本人移民で写真家である屋須弘平(Juan José de Jesús Yas)に関する博士論文のための資料を収集するために、何度か日本を訪れました。初めは、主にスペイン語の資料で調べる予定でした。しかし、日本には屋須についての多くの展覧会や出版物があることに気がついたので、日本語の文書の理解が研究にとって重要になりました。
 文化・学術専門家日本語研修では、私たちの言語能力に合わせたクラスを用意してくれました。文法、読解、文章表現、会話のクラスでは非常に役に立つ訓練を受けましたが、そのすべてが小さなクラスのため、特に効果的でした。また、私たちは、研究計画書やレポートを作成、口頭発表など、研究の進歩に合わせた授業を受けました。私が最も楽しんだことは、図書館で先生と一緒に研究資料を読んで話し合う時間でした。ca6.jpgこれらの討論から多くの洞察とインスピレーションを得ました。
 今年2月、岩手県の屋須の故郷である藤沢=写真=に再び訪問した時、今まで日本語で話せなかったことが話せるようになり、屋須の人生について新しいことを聞くことができて、とても楽しかったです。このすべてが私の研究を大いに豊かにしました。
 桜はまだ咲いていません。しかし、センターに滞在している間のイメージは、たくさん頭の中にあります。窓からの大阪湾の景色、カモメ、センター周辺の猫、書道クラス、山の中の寺院、図書館、毎週水曜日の連絡会で共有したお菓子、先生たちのトークやジョーク。大阪での研修を振り返るとき、そこにはいつも、たくさんの大好きな思い出が一緒にあります。

日本漢籍とのふれあい

ヨウ・キン(中国/オーストラリア)

  私の研究領域は中国の歴史と経典で、この六ヶ月に様々なデータベースとデジタルアーカイブで探して、「図書館間相互貸借」(即ち、ILL、この名前を付けた方がすごくユーモアがあるかも)のサービスを通じて、研究資料を借りて読みました。ca7.jpg
 ちょっと奇妙かも知れませんが、日本の中国経典研究の伝統は実は非常に深くて優れていました。昔から漢字で書かれた文献が大量に保存されていて、また、解釈もされていたからです。これらの本は、今現在の図書分類で「漢籍」と呼ばれて、各地の公的、私的な図書館、または大学やお寺に保存されています。
 関西国際センターからの支援(経費や計画作成、調べ方など)のお陰で、私は研究資料を収集のため、京都と東京へ数回行って、中国史料について世界有数の文庫と図書館を訪問しました。文庫によって、場所や雰囲気、また複写のサービス(もちろん価格も)などが異なっていますが、その便利さと満足度といえば、どこも素晴らしいです。例えば、三菱財団の岩崎家が設立した静嘉ca8.jpg堂文庫=写真=は、東京世田谷区の木がいっぱいある静かな山の上にあります。参道のような坂を上ると、大正時代にデザインされた西洋風のビルが見えます。中に入ると、一階にある閲覧室は、座席が十数ぐらいだけ、面会室だったような所です。ここで座って、事前に予約した二百年、三百年以前の本を捲るうちに、濃い黄色のページからの古い匂いを吸い込みました。すぐ気持ちよくなって、ずいぶん落ち着きました。このような素晴らしい体験について延々と話せますが、やはり自分で体験してみるのが一番良いと思うので、ここまでで止めておきます。

 センター図書館の司書さんが、私の資料収集の活動を丁寧にサポートしてくれました。いつも親切に本をほかの図書館から運んできてくれたり、読書記録を細かく作ってくれたりして、私の文献「経理人」だと思っていました。また、彼女たちは童話に出てくる優しい魔法使いのように、私の「甚だしい」要求を満たしてくれました。こんな便利さと心温まる体験は、実ははじめでです。優れた研修プログラムによる貴重な研究資料との出会いを思うと、今でも心が躍ります。

田尻町を楽しもう!

ジョ・イクサン(韓国)

 このプログラムで専門的な日本語を勉強しに来ましたが、6ヶ月間の毎日毎時間、勉強だけする訳ではないでしょう。それで、国際交流基金関西国際センターを中心に半径約3kmの中でできる余暇活動について話してみることにします。ca9.jpg
 散歩やジョギング。センターから3分ほど歩いていくと、ビーチの遊歩道があります。「マーブルビーチ」=写真=というビーチですが、散歩するにもジョギングにも最適です。もちろん座って海を見て波の音を聞くことも最高ですね。センターの受付けでグリルを借りれば、この公園でバーベキューパーティーをすることもできますよ。センターから一番近くにある最高の場所です。お勧めです!そのすぐ周辺のヨットが停泊している「りんくうポート北」も風情があります。特に猫が多いので、猫派なら猫のおやつを持って歩いて見ましょう。 10匹のうち、1匹程度は触れることも可能です。
 一生懸命運動したい場合。センターの中にも、簡単な運動をするスペースがありますが、他にも運動に適切な場所があります。自転車で15分ぐらいの距離にある「末広公園」の体育施設です。私は運動派ではないので、行ったことはないですが、合気道、水泳、トランポリン等々、様々な運動を無料で学んだり、やったりすることができるそうです。 6ヶ月の間通った人達の皆が勧めました。
 食べ物。美味しいものは多いですが、大阪と言えば思い出すお好み焼きの店をまず紹介します。自転車で約10分の距離にある吉見ノ里駅の近くにスタイルが異なるお好み焼き屋が二箇所あります。「A」と「B」です。前者は家庭的な感じ、後者は若者向きの感じで、すべて美味いです。マスターの方もみんなセンターのプログラムを知っているし、大阪弁の専門家なので、会話のやりとりも興味深いと思います。ラーメンはセンターのすぐそばの「C」や羽倉崎駅の周辺の「D」がおいしいです。
 最後は飲み物。この近所で最も残念なことは、おそらくカフェが少ないことでしょう。大手のチェーン店以外はほとんどないように思えます。しかし、居酒屋は多いです。最もお勧めしたいのは、羽倉崎駅から5分ぐらいの距離にある「E」です。雰囲気も味も素晴らしいです。その他にも羽倉崎駅の辺りにはよい店が多いので、地域経済にも貢献しながら楽しむのはどうですか。
 紹介したい所はもっと多いですが、やはり直接見つけるのが最高の楽しみでしょう。6ヶ月の間に勉強もみっしりしながら見つけてください。受付けや先生に聞いてみるのもいいでしょう(A~Eの店の名前も教えてくれると思います)。では、楽しんでくださいね。

 

 

平成25年度 日本語学習者訪日研修(大学生/春季)

研修期間:2013年5月7日-6月20日

マニ(インド)

スバーシニ(スリランカ)

ナー(ミャンマー)

モヒト(インド)

 

プログラムについて:

この6週間のプログラムには中国、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、アゼルバイジャン、スロベニア、ルーマニア、ロシアとケニアから来た32名が参加しました。クラスは日本理解とディスカッション、スピーチ、インタビュー、日本語バラエティなどがあり、日本語でたくさん話したり、いろいろな新しい表現を勉強したりすることができました。

この他に、着付け、書道、華道、和太鼓、合気道、茶道などの文化体験や研修旅行(奈良、京都、和歌山)などもありました。奈良や京都では有名なお寺と神社をたくさん見ました。また、泉南市立信達小学校や大阪御売市場、人と防災未来センターにも行くことができました。

それから、立命館大学、武庫川女子大学の大学生や地域の方々と交流して、インタビューをしました。そして、インタビューで分かったことを発表する機会もありました。

このプログラムでは、日本語の勉強だけでなく、文化体験や研修旅行、交流会などいろいろな体験ができました。

 

日本語授業

日本語研修プログラムには、交流活動や文化社会体験のほかに、4つの日本語授業があります。日本理解とディスカッション、スピーチ、インタビュー、日本語バラエティです。

日本理解とディスカッションのクラスでは、日本の伝統や教育、環境などのテーマについて自国と比べながら話しました。そこで、日本社会だけではなく様々な国のことも学ぶことができました。また、日本社会に関係があるテーマに関して、自国や他国と比較することで、より深く日本や日本人が理解できるようになりました。

インタビューのクラスでは、インタビューに必要な表現を勉強したり、大学生や地域の方にインタビューした後で情報を分析したりしました。最後に、発表会の時、グループで協力して、インタビューの結果を発表しました。

スピーチの授業では、基本的な発表の表現を学んでスピーチ原稿を作りました。1回目は大学生活についてのスピーチを発表しました。2回目は自国紹介のスピーチをしました。

日本語バラエティのクラスでは、日本人の実際の生活で使われる若者言葉や関西弁やオノマトペなどを学習しました。インタビュー、ホームビジット、交流会の時に日本人が話している関西弁や若者言葉が分かって楽しさを感じました。

これらの4つの日本語授業のほかに、学習相談、教材紹介、2週間の学習の振り返りもありました。この6週間の日本語授業のおかげで会話力を伸ばして、自信を持って発言できるようになりました。

 

交流会

6週間の研修の間に、交流会は4つありました。まずは、小学校訪問です。私たちは自分の国のことを紹介するため、ポスターを作りました。そして、小学生たちにそのポスターを見せて説明しました。そのあと、みんなといっしょに昼ごはんを食べました。自分の国のことを紹介することができてとても楽しかったです。

次は大学生との交流会です。2つの大学へ行って大学生にインタビューしました。2回目のとき、インタビューのあとで研修生3人がスピーチ発表しました。発表した人にとっては日本人の前で自国紹介のスピーチをすることができて、とてもいい経験になったと思います。

最後は地域の方々とのインタビュー交流会です。年配の方々から、若者とは違う意見をたくさん聞くことができました。そして、私たちの質問に対してやさしく話してくださいました。

勉強だけでなく、日本人と話すチャンスがあって本当にいい経験になりました。

 

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文化体験

6週間の研修の中で、6つの文化体験(合気道、書道、茶道、着付け、和太鼓、生け花)がありました。このうち自分がしたいものを3つ体験することができました。私は合気道、和太鼓、ゆかたを体験しました。自分の身の守り方や和太鼓のたたき方、ゆかたの着方を教えてもらったり、実際に体験したりすることができて、忘れられない思い出になりました。

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これからの研修生へのアドバイス 

この研修は長いので、日本へ来る前にいくつか注意したらいいと思う点があります。

まず、この研修では小学校訪問やホームビジットがあるので、自分の国の文化などを紹介するものを持ってきたほうがいいです。そしてこの6週間いろいろなところを見学する機会があるので、小さいかばんと薬を持って来てください。日本でも、病院や薬局がありますが、持って来ておいたほうが安心です。

また、このプログラムではスピーチを書いたり発表したりするので、自分のパソコンがあったら、ぜひ持って来てください。がんばってください。

 

 

本研修の実施にあたっては、泉南市立信達小学校、立命館大学、武庫川女子大学をはじめ、様々な機関からご協力いただきました。誠にありがとうございました。 

日本語学習者訪日研修(大学生/秋季)

大阪ガス国際交流財団インドネシア大学生日本語研修

研修期間:2012年11月6日-2012年12月20日

ドリナ(ハンガリー)

                                                          アリ(インドネシア)

       ジョイ(タイ)

 

プログラムについて

このプログラムにはインドネシア、タイ、ベトナム、ラオス、ウクライナ、カザフスタン、ベラルーシ、ハンガリー、ルーマニア、スロバキア、ポーランド、チェコ、ブルガリア、中国、ロシア、エジプトから来た33人の大学生が参加しました。
このプログラムの目的のひとつは日本語で話す時、自信を持てるようになることですから、いろいろな面白い活動がありました。クラスでは日本語で日本についていろいろなことを話しました。そして、日本の文化(能と狂言、和太鼓、着付け、茶道、書道、合気道、華道)を体験したり、ホームビジットや小学校訪問・大学訪問などをしたりすることができました。大阪ガス訪問では、最新のガス機器を見たり、日本の工場を見学したりすることができました。研修旅行もあり、みんなで東京、京都、広島へ行きました。また、授業のない時間や週末を使って、自分の興味があることについて調べたり、実際に見に行ったりもできました。

 

日本語授業

4つの授業があります。日本語バラエティー、日本理解とディスカッション、スピーチ、インタビューです。この4つの授業で、今まで勉強した日本語の練習だけではなく、いろいろな新しい言葉や表現も学び、文法の正しい使い方も練習することがよくできました。日本語バラエティの授業で若者言葉と関西弁を勉強して、すごく楽しかったです。日本理解とディスカッションの授業で自分の国と比べて日本の家族や伝統や環境などについてたくさん話し合いました。スピーチのクラスは自分で選んだテーマに関していいスピーチをつくる練習をしました。また、インタビューの授業の中で、インタビューする方法を勉強して、地域の方と大学生にインタビューをして、研修の最後に行われた発表会でグループで結果を発表しました。この4つの授業は私たちみんなに大変勉強になったと思います。

授業以外に、学習相談、教材紹介、二週間の振り返りもありました。そして毎日日本語を使ったおかげでみんなの日本語力が向上しました。

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                          授業風景                                                                         最終発表会  

 

交流会

6週間の研修の中には交流会の種類が三つありました。

まず、「地域の方々」との交流会です。私たちはグループにわかれて、授業で習った方法で、地域の方々にインタビューしたりしました。地域の方々のご意見などが聞けるチャンスはこの交流会のほか、なかなかないかもしれません。この交流会では目上の方向けの話し方などをチャレンジさせてもらいました。

次は、「大学生」との交流会です。この交流会では「地域の方々」との交流会と同じように、私たちがグループにわかれて、大学生の皆さんにインタビューしました。しかし、少し違いがあります。その違いは、この交流会で、何人かの研修生が大学生の前でスピーチをしました。質疑応答ももちろんしました。同じ世代の大学生の価値観なども知ることが出来ました。また、安田女子大学との交流会では学生の皆さんに広島弁の授業をしてもらいました。

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                    神戸大学交流会                                                                       立命館大学交流会 

 

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               安田女子大学交流会                                                         関西学院大学交流会 

 

最後は、小学生との交流会です。前の二つの交流会と違って、この交流会では、インタビューやスピーチなどはしませんでした。その代わりに、私たちは、自分の国を紹介しました。この交流会では、子供向けの話し方などにチャレンジさせてもらいました。それだけではなく、私たちも小学生の皆さんに日本のことを紹介してもらいました。給食や、昼休みの過ごしかたなども体験させてもらいました。

 

文化体験

6週間の研修の中には文化体験の種類が6つ(着付、華道、書道、和太鼓、茶道、合気柔術)ありました。研修生は三つの文化体験を選ぶことができます。

まず、文化について勉強して、そのあと自分でやって、楽しい時間を過ごしたから、永遠の思い出になりました。

たとえば、着付けでは、伝統的な着物を着て、それに着物の各部分の名前やエンブレムの意味なども教えていただきました。楽しくて、いい気持ちでした。それに、勉強になりました。

和太鼓では、私たちの前で和太鼓の演奏をしてもらった上に、私たちもその演奏をやらせてもらったりしました。難しかったが、本当に楽しかったです。そして、太鼓のたたき方なども教えていただきました。楽しくて、勉強にもなりました。

 

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                        着付け体験                                                                                     書道体験 

 

その他

私たちは、この研修の中で、よく話せるようになったり、いろいろな日本語の学習サイトが使えるようになりました。そして、新しい友達がたくさんできました。
 

これからの研修生へのアドバイス

  • たくさん日本語を話してください。
  • はずかしくても勇気を出して話してください。
  • 間違いは気にしないでください。
  • 時間があったら、いろいろな所へ行ってください。
  • 自分の国の文化を紹介してください。
  • 外国人の友達をたくさん作ってください。

 

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大阪ガス施設見学

 

 

本研修の実施にあたっては、公益財団法人 大阪ガス国際交流財団、財団法人 ひろしま国際センター、神戸大学、立命館大学、安田女子大学、関西学院大学、泉佐野市立第一小学校をはじめ、様々な機関からご協力をいただきました。誠にありがとうございました。

 

平成24年度 日本語学習者訪日研修(大学生/冬季)

研修期間 平成(25年1月8(-2()21(

プログラムについて 

6週間、8ヵ国から来た25人の大学生は日本語を話す自信を持つために様々な活動や文化体験をしました。中国人、ブラジル人、アゼルバイジャン人、ウクライナ人、スロバキア人、スロベニア人、ベラルーシ人、ルーマニア人は一緒にスピーチ、ディスカッションとインタビューのクラスで日本語を使って日本について勉強しました。

スピーチは一人ずつ、自分の気に入ったテーマについて発表しました。立命館大学、神戸大学のみなさんの前でスピーチを行いました。

ディスカッションでは家庭、結婚、伝統、教育、ライフスタイルと環境について、それぞれの国と比べながら話しました。神戸大学のみなさんとディスカッションを行いました。

そして、日本と関係のある話題について分かるように立命館と神戸大学の大学生とセンターの地域の方にインタビューしました。

研修の中に日本で必見の観光地に行くことが出来ました。東京、京都、神戸と広島で様々な面白いことをしました。例えば、東京の旅行でそなエリア東京というところを訪問し、地震について勉強するチャンスがありました。そして、浅草で日本の伝統的な建築物を見て、東京ふるさと祭りというイベントで様々な地方の祭りを見ることが出来ました。このような日本の伝統や文化と出会うことができたことは、すばらしかったです。大変印象深い経験でした。広島の旅行では自分でお好み焼きを作ったので、国に帰っても私たちはいつでも、少しでも、日本料理を味わうことが出来るようになりました。また、広島平和記念碑(原爆ドーム)では原子爆弾の被災者の思い出を見ることができ、戦争史と平和の重要性について学ぶことができました。このように私たちは研修の旅行でいい思い出を作ることができました。

また、センター内で和太鼓、着付け、華道、合気柔術、茶道と書道を体験しました。

 

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 神戸大学との交流会                                                                  早稲田大学との交流会

 

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                                                                     立命館大学との交流会

 

 

▼私たちの経験

 

この6週間の間に私たちは、いろんなことを体験し一生忘れられない思い出になりました。

私たちは日本人だけではなく日本社会にも触れあうことで日本についてのイメージがもっと鮮明になりました。

ホームビジットを通して日本人の家庭や生活習慣についてよりわかるようになりました。そして日本人と一緒に話したり遊んだりできてとても楽しかったです。

小学校訪問のとき、今まで習った日本語を使って自分の国を紹介するのは大切な経験だと思います。

そなエリア東京を見学したとき、私たちは地震の怖さを肌で感じ取りました。そして地震が起こった時、脱出できる方法も身につけました。

このプログラムのおかげで私たちは日本だけではなく人間関係やグループ活動の大切さも教えていただきました。国に帰ったらきっと役に立つと私たちは信じています! 

 

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 合気柔術                                                                                華道

 

 

▼設備

研修生の滞在に役立つために、関西国際センターには様々な設備があります。例えば、自転車のレンタルサービス、24時間自由に使える自習室、スポーツもでき、映写も出来るホールなどです。しかも、個室も広くて、プライバシーも保つことが出来ます。そして、センターが海の近くの良い立地のおかげで、部屋から見られる景色もきれいです。一番役立つサービスの一つは自習室です。発表を準備するとき、自分で紙を持ってくれば、いつでも自習室の印刷機が使えます。センターの設備は勉強への集中を容易にしてくれます。

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 広島研修旅行                                                                                                 京都研修旅行

 

 

▼日本に何を持っていったらいいですか

日本へ来る前に、以下のいろいろな事について注意しておきましょう。

  • 国によって、薬は違うから自分の国から薬を持って来たほうがいいです。
  • 雨が降るから傘を持って来たほうがいいです。
  • ホームビジット先や、お世話になった日本人に渡すためのおみやげ(小さくて軽いもの)
  • 自分の国や文化を紹介するための写真や地図、音楽CD、民族衣装など
  • 日本の生活について調べておくことが必要です。
  • 買い物をしたり、週末に出かけたりするためのお金は持ってきてください。日本の物価については、インターネットで調べたり、知っている人に聞いたりしておきましょう。

 

 

▼最後に

国際交流基金関西国際センターで6週間過ごして、先生やスタッフの皆さんから、日本人の親しみを感じました。毎日挨拶をしたり、外国人向けのやさしい日本語を使ったり、行き届いたサービスを提供したりしてくださって、私たちは来日前の不安が振り切れて、楽しい研修生活を送ることができました。「親しみ」を感じたからこそ、怖がらずに日本語を使って自信をつけることができました。「親しみ」を感じたからこそ、勉強でも、人に親切に、困った時に助け合うべきということをしみじみと理解できました。先生やスタッフの皆さんが伝えたいことが確実に私たちの心に伝わってきたと思い、色々な気持ちを一言に乗せて、「ありがとうございます」と感謝いたします。帰国した後もきっと、この感謝の気持ちを抱きながら、頑張り続けます。

本研修にあたっては、貝塚市立木島小学校、神戸大学、立命館大学、早稲田大学をはじめ様々な機関からご協力をいただきました。誠にありがとうございました。

 

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                                                                      最終発表会

平成28年度 日本語学習者訪日研修(高校生)

研修期間:平成28年6月15日-6月30日

 本研修では、海外で日本語を学習している高校生を対象に、日本への理解を深め、日本語学習の意欲をさらに高めることを目的に、日本語学習、日本文化体験・社会見学、同世代の日本の若者との交流等のプログラムを実施します。
 今年度は、10か国・地域(中国、モンゴル、インドネシア、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、インド、ブラジル、ロシア)から30名(随行者1名を含む)が参加しました。
 研修に参加したマレーシアのジークァンさん、タイのバイトーイさんの感想をご紹介します。

関西国際センターでの生活

 2週間の訪日研修はとってもみじかかったですが、私はたくさんのことを勉強し、様々な経験ができました。それだけではなく、この研修プログラムで各国からの研修生と友達になりました。いろんな国から来た研修生と日本語で交流して、言葉の壁を打ち壊しました。これはとってもめずらしい貴重な経験だと、私は思います。

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 この2週間のあいだ、私はほとんど日本語だけ話しました。言葉は、たくさん練習すればするほど、その言語の能力はもっと進歩します。今回の参加を通じて、私の日本語、特に発音と語彙が飛躍的に進歩しました。会話をしている時にも、前よりすらすら話せるようになりました。マレーシアに帰った後、日本語コースのクラスメート達からも、前よりもよく話せるようになったと言われました。

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 今回の研修プログラムに参加して、あらためてわかったことがいくつかあります。やっぱり、私は日本の文化、歴史、食べ物、そして人が好きです。日本に行く前も、好きだと思っていましたが、あまり実感がありませんでした。でも、自分の身で感じ、自分の目で見ることを通じて、私は心の底から思いました。

「絶対頑張って、日本へ留学する!」

   ジークァン(マレーシア)

                 

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  清水寺(京都)                               お好み焼き作り(広島)

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高校訪問・大阪オリエンテーリング・ホームステイ

 6月24日、私たちは住吉高校を訪問しました。住吉の学生といろんなことをいっしょにしました。とても楽しかったです。私は午後に1年生4組のクラスに出ました。古い日本語と英語の授業です。古い日本語の授業の中で、先生の話をいっしょうけんめい聞きましたが、難しいですからわかりませんでした! でも、いつも高校の学生に説明してもらいました。クラスが終わった時、教室の中で高校生たちとパーティをしました。ゲームをしたり、お菓子を食べたり、私たちの国を紹介したりしました。住吉高校の先生からも高校生からもあたたかい歓迎を受けました。楽しい経験をいっぱいしました。

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 高校訪問の次の日、私たちは住吉の高校生たちといっしょに大阪でオリエンテーリングをしました。大阪のいろいろなところへ行きました。大阪城へ行ったり、天王寺を見たり、心斎橋のしょうてんがいで買い物をしたりしました。グリコの前で写真を撮りました。おもしろいものがおおいですから、とても楽しかったです。そして、たこやきという大阪の有名な料理を食べました。めっちゃおいしかったです。この日は歩いてたくさんのところへ行ったのでちょっと疲れましたが、とても楽しかったです!

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 私は金曜日から日曜日まで住吉高校生の家でホームステイをしました。私のホストファミリーはとてもしんせつです。お母さんは英語が上手ですから、日本語が分からない時、英語で説明してくださいました。家族のみんなと話して、いろんな日本の文化を知ることになりました。そして、初めてお風呂を使いました。お母さんが作った日本の伝統的な食べ物を食べました。お母さんは料理がとても上手です! ホストファミリーの高校生は明るい女の子なので、たくさんのことをしゃべりました。特に、歌手と買い物をすることについていつもしゃべりました。私はホストファミリーと大阪のデパートへ行ったり、日本のスーパーで買い物をしたり、喫茶店でコーヒーやお茶などを飲みました。家族のみんなから、いい気持ちをもらいました、とても感動しました!

バイトーイ(タイ)

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 本研修の実施にあたっては、大阪府立住吉高等学校をはじめ、様々な機関からご協力をいただきました。誠にありがとうございました。

平成29(2017)年度 日本語学習者訪日研修(各国成績優秀者)・キヤノンベトナム日本語学習者訪日研修・関西日本ラトビア協会日本語学習者訪日研修

研修期間:2017年9月6日-9月20日

研修生代表による歓送会のスピーチ(日本語のみ)

研修参加者を代表して、私たち3人からひと言ご挨拶申し上げます。
アレクサンドラ(ウクライナ)・オザナ(コートジボワール)・ヴィッキー(エストニア)

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 私は言葉が大好きです。言葉は価値のないものと言われることもありますが、文学の研究者として私は賛成出来ません。いま私達の責任は研修参加者を代表して皆様の気持ちと考えを言葉によって伝えることです。そんな誇りある大役を私にお任せくださり、誠にありがとうございます。
 『陰翳礼讃』において谷崎潤一郎が書いたのは、日本の美のイメージは単純で、その一方で意味とシンボリズムが深いということです。私達は皆様と自分の気持ちをその通りにお伝えしたいと思います。
 ホームビジットプログラムで日本人の家庭を訪問させていただき、日本人の子供達と遊んだとき、私達の心と身体はエネルギーで満たされていました。
 日本人の御家族と一緒にお昼ご飯を頂いたときは、日本文化ともっと親しくなったような気がして、私達のお腹が何とも言えない美味しい日本料理で満たされていました。
 日本文化を体験し、世界中の友達と話をしながら、私達は新しい知識を頂いて、ますます賢くなっていました。
 さて、私達の学習意欲は高まり、もっと一生懸命に勉強したくなるし、これからも本気で自分の日本文化と日本語の冒険を続けます。

アレクサンドラ(ウクライナ)

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  関西国際センターのこのプログラムのおかげで旅行できた経験を皆さんとシェアしたいと思います。たった2週間で数年前から想像した日本のことをほんの一部ですが、理解することが出来ました。
 先ずは宮島で、鹿が神様のお使いとして尊敬されているのを見たとき、日本は自然と強い絆があることに気がつきました。その自然との強い絆は、広島と長崎が原子爆弾で完全に破壊されたのに、たった70年で復活することができて、前より美しい街になった理由だと思います。
 そして最後に、伏見稲荷大社へ行って神様への願いを叶えてもらったお礼に建てた3000以上の鳥居を見上げたとき、日本人の感謝の気持ちを心の底から感じることができました。
 日本人の尊敬と優しさと感謝の気持ちを国の人達に伝えたいと思います。皆さんのこと、絶対に忘れません。
 ご清聴どうもありがとうございました。

オザナ(コートジボワール)

AW4.png センターの外へお出かけした時はすごく面白かったです。でも、センターの中でも、楽しい事がいっぱい経験できました。皆と一緒に授業を受けたり、笑いを抑えながら食堂でご飯を食べたり、文化体験したり、のどが乾くまでカラオケを歌ったり、色んな事をやって、毎日、毎時、毎分、毎秒を皆さんのおかげで心から楽しむことができました。そしてこういう日常的なことをやりながら、気が付けば、友達と呼べる人がこんなにも増えていました。皆と一緒に時間を過ごして、大切な物をいっぱいもらいました。
 たまに言葉が分からなくても、思い出せなくても、一生懸命に日本語で話を続ける皆を見て「あぁ、私ももっともっと熱心に日本語を喋らないとな!」と思いました。そして私よりずっと日本語が上手にできる人の話を聞いて「私ももっともっと勉強しないとな!」と思いました。そして漢字をサラサラと読める人を見て、「やっぱり私も漢字をもっと勉強したい!」と決心しました。皆さんから日本語をもっと勉強するためのモチベーションをもらったことに心から感謝しています。皆さんと日本語で話ができて、私の心が嬉しい気持ちで溢れています。日本語の練習相手だけではなく、仲間に、友達に、なってくれて本当にありがとう。

AW5.png 「嬉しいなぁー」。時々急にこの言葉を口にする人が多いことに気がつきました。私もそうでした。何かすごい事が起きた時もそうですが、何も起こらなかった時でもパッとめっちゃ嬉しい気持ちに溢れていて、気が付けば笑っていました。このようなことが起こる理由は、多分私達がこの二週間を本当に満喫出来たからです。二週間はたしかに短いし、あっと言う間に経ってしまうんですが、この二週間という短い間に日本でできたこと、経験したこと、新しく学んだことは数多くありました。
 私にとっても、そして恐らく、ここにいる皆にとっても、このプログラムは今までの人生の中で一つの頂点だと思います。今までの人生で一番楽しい二週間だと言っていた人が何人もいます。ですから、こういうプログラムを作って、細かいところまでお世話くださり、色んな事を教えてくれたスタッフの皆様に、ここで研修参加者の皆からの感謝の気持ちを伝えたいと思います。この二週間何から何までお世話になりました。とても楽しかったです。先生がたとスタッフの皆様、どうもありがとうございました。

ヴィッキー(エストニア)

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研修期間:2016年7月19日-2016年9月2日

プログラムについて

このプログラムは2016年の7月19日から9月2日まで行われました。世界中のそれぞれの国・地域から来た38人の研修生が今回のプログラムに参加しました。参加者は韓国、中国、台湾、インドネシア、オーストラリア、アメリカ、ニュージーランド、ハンガリー、スロベニア、ポーランド、ドイツ、スリランカ、タイ、ベトナム、カナダ、マレーシアの16の国・地域から参加しました。このプログラムは日本語の学習だけではなく、日本の文化を体験したり、日々の授業では味わえない経験をすることができました。例えば合気柔術、和太鼓の演奏、着物の着付け、書道、茶道、生け花など伝統的な日本文化を体験することができました。これらのイベントだけではなく、ホームビジット、大学生や地域の方との交流の機会、大学訪問、京都、奈良、和歌山への研修旅行を通じて日本語や日本の文化を習いました。母国語が話せない環境は確かに大変でしたが、周りのサポートもあり本当にいい経験をさせてもらいました。6週間という短い時間でしたが、数えきれない程の貴重な体験をさせてもらいました。私たちの日本語は本当に上達して、世界中の色々な国の友達をたくさん作ることができました。

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授業について

このプログラムには日本語で意見を伝えるためのさまざまな授業がありました。ディスカッションのクラスでは、自分の国と比べながら日本の社会問題や日本の文化など色々なテーマについて話し合いました。情報リテラシーというクラスでは、PCルームを利用して日本語の勉強に役立つ色々なウェブサイトを紹介してもらいました。インタビュークラスでは、グループになってお互い興味を持っているテーマに関して、現役の大学生達やセンター付近の地域の方々にインタビューをさせてもらいました。また、スピーチのクラスでは私の大学と私の国についてのスピーチを発表しました。そして、二週間おきに振り返りの授業があり、日本語の面白い言葉や日本と各国の文化の違いについて書き、話し合いました。

大阪オリエンテーリング

私たちは第一週目の金曜日に大阪の街を実際に歩いて、大阪を見たり知ったりする機会がありました。研修生は4人のグループに分かれて、グループごとにそれぞれ2つの有名な大阪の観光地に行きました。観光地は歴史と関係があった場所も色々な物を買える商業地も全部あります。例えば、私たちのグループは「大阪くらしの今昔館」に行きました。ここは江戸時代から昭和時代まで日本の住宅が展示されています。伝統的住宅を見たら映画のセットみたいだとおもいました。ここは着物の体験がありますから、着物を着た人が多かったです。今昔館以外にも、梅田スカイビル、大阪城、道頓堀、四天王寺などの観光地もありました。また、グループのメンバーの全員が日本人と一緒に写っている写真を撮ったり、その日本人がどんな人かを聞いたりするタスクをしました。最後に、大阪オリエンテーリングの後で最終発表会のための練習もありました。他のグループのメンバーがどのような経験をしたかを聞きました。

大阪オリエンテーリングの一日でグループのメンバーと本当に親しくなることが出来ました。色々なことを習ったし、大阪の人と話す機会もあったし、とても楽しい一日でした。

ホームビジット

研修中に、ホームビジットを通じて、日本の家庭を経験しました。2?3人のグループに分かれて、ホストファミリーと一緒に時間を過ごしました。この経験で、日本語が上達して、日本のライフスタイルについて知ることができました。ほとんどの皆さんはホストファミリーに晩御飯をごちそうになりました。短い時間でしたが、ホストファミリーが大好きになって、一緒にもっと時間を過ごしたかったです。このホームビジットは間違いなく、このプログラムのハイライトだと思います。

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文化体験

このプログラムでは、生け花や書道、和太鼓、着物、合気柔術、茶道の色々な文化体験を経験することができました。一人ずつ、三つの体験を選んで、その選択によって、グループに分かれました。

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和太鼓

文化体験で和太鼓の演奏を聞いたり、実際に叩いたりする機会がありました。和太鼓は聞いてそのすごさを感じるだけでなく、その音色の中にたくさんの感情が表されていました。そして、私たちは太鼓の先生達と一緒に演奏をすることができました。ですから、私達は参加して、いい経験になりました。さらに、将来、日本に行った時に何か新しいことにトライしてみたい時、私たちもこのような地域のグループに参加できることが分かりました。