国内大学連携大学生訪日研修 (冬季)
2011年1月12日(水)~2月23日(水)

プログラムについて
国内大学連携大学生研修プログラム(冬季コース)には三つの目標があります。
1. 今まで勉強してきた日本語を使うこと。
2. 日本語や日本の文化や社会などの体験と理解。
3. 新しい日本語学習方法の発見。
1月12日から2月23日までの6週間のプログラムに参加したのは韓国、中国、インドネシア、タイ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、スペイン、ノルウェー、スロベニアからの28名の大学生でした。プログラムの内容は日本語と日本社会についてのクラスや生け花などの文化体験や東京、京都/奈良への研修旅行などでした。そして、連携大学訪問や日本人の生活と教育を理解するための小学訪問やホームビジットもありました。最後に、日本の大学生と地域の人と交流し、興味のあるテーマについてインタビューしました。そして、インタビューの結果をまとめて発表しました。
このプログラムでは日本語と日本社会の理解を深めることができたし、世界各地からの人たちと友達になれました。とてもすばらしい経験でした。
文化体験
このプログラムでは色々な文化体験の機会があります。文化体験といえば、やはり着付けや茶道のような伝統的な芸術のことを思いつきます。しかし、関西国際センターで体験できることは、これだけではありません!書道や生け花もできます。その上に、相撲や能・狂言も見に行きました。とても楽しかったです!
最初の文化体験は着物の着付けと生け花でした。

生け花のクラスでは、盛花の作り方を習いました。この体験を通じて、「日本の美しさ」をもっと理解できたと思います。

着物は全部ものすごく綺麗です。その中に300万円の着物もあると聞いて、みんなびっくりしました。
それから、書道の時間には皆が自分にとって意味の深い漢字を書きました。上手かどうかに関係なく、自分の気持ちをこめて選んだ漢字を書くのがポイントです。


相撲を見た時、私たちはちょっとビックリしました。「アメフト」の試合のように、アイスとかポテトなど食べることも可能です!
でも、"雰囲気はマジやーべぇー!!!"(「若者言葉」マネです)

研修参加者の中には、初めて茶道を体験する人が多いです。抹茶が苦くても問題ではありませんが、ずっと正座するのは本当に辛かったです。でも、これはいい経験でした。

能・狂言の観劇体験は、私たちにとって特別な体験でした。簡単な身ぶりにも色々な意味があるので、「皆、寝ないでください!」。これは冗談です。能の「土蜘蛛」と狂言の「寝音曲」は、本当に素晴らしかったです。
フリータイム
みなさん、心配しないでください。6週間の研修は勉強が忙しいですが、フリータイムもあります。研修参加者は、色々な活動をしました。
1. バランスの良い生活を維持するためには、スポーツが必要です。センターにはトレーニングルームがあるので、ぜひご利用してください。ホールを予約するとバドミントンや卓球大会を行うこともできます。
2. 週末には旅行することもできました。例えば、京都、神戸、奈良、和歌山などへ行った人もいます。
3. 皆が集まって、日本の歌を歌ったりすることができます。
4. 友達といっしょに出かけたり、買い物したりできます。
5. 大阪市へも行って色々なことをしました。例えば、映画を見に行ったり、USJや海遊館へ行ったりした研修生もいます。
研修旅行
研修期間中、研修旅行が2回ありました。東京と京都・奈良への研修旅行で、私たちは様々な所を見学しました。日本の伝統的なお寺・神社から現代の若者文化の原宿まで、沢山の発見がありました。「クールな日本」を体験して、いい思い出を作りました。
参加者の声

1. 研修はどうでしたか?
研修前の私たちにとって、日本の文化・社会には親しみはありましたが、距離がありました。なぜかというと、自分たちの国で日本について様々なことを学びましたが、それはあくまで本やインターネットなどからの情報で、日本に実際に生活したことがなかったからです。しかし、この研修のおかげで6週間の日本の生活を体験してから、日本についてより一層分かってきました。
私たちが参加したのは、冬の研修です。初めてびっしり詰まったスケジュールを見た時はびっくりしました。6週間という短い間に学術的なディスカッション、スピーチ、発表会だけではなく、研修旅行や書道など文化体験や交流会や大学訪問もあります。楽しみな気持ちを抱きながら、自分にこなせるかどうかという悩みもありました。しかし、10カ国からの28人の研修生と一緒に勉強したり遊んだり生活したり頑張ったり楽しい時間を過ごしたりすると、この悩みはだんだん消えていきました。
日本を理解するために、私たちはディスカッションとスピーチとインタビューのクラスに参加しました。その他に、日本語バライエティのクラスで標準語以外の日本語も学びました。ディスカッションは、様々なテーマ(例えば、日本の教育や伝統など)について、お互いに意見を交換することです。そして、ディスカスショーンやスピーチで皆は自分の国のことを紹介しますから、日本だけではなく、色々な国の情報も得ることができました。
インタビュークラスでは、私たちは3~4人でひとつのグループを作って興味があるテーマについて地域の方と大学生にインタビューをしました。そして、得られた結果をまとめて発表しました。バレンタインデーのようなテーマもあって、とても面白かったです。
また、日本語バラエティで学んだ関西弁の「しんどい」や若者ことばの「やべぇー」とかは、研修生の口癖になりました。
文化体験の種類も多かったです。生け花や能の観賞のような伝統的なものがありました。そして、日本の大学生との交流やホームビジットもありました。私たちは、様々な角度から日本の文化を体験しました。
この研修には、東京、京都と奈良への研修旅行もありました。時代の先端にある東京、伝統を重視する京都と奈良、面白い大阪などは、同じ日本の街でも地方によって独特な雰囲気があるところもあり、沢山の発見がありました。
最後に、日本語を通して世界各地から来た人と出会い、個性や文化的背景が違っていても仲良くでき、一緒に楽しく6週間を過ごせるのは本当に貴重な機会です。だから、この研修の思い出は一生忘れずに宝物のように大切にしたいと思います。
2. 日本の生活はどう?
国際交流基金は研修の一部生活費を負担してくださいます。来日前は日本の生活に慣れるかことができるかどうか悩ましたが、信じられないほど快適でした。センターの施設は思っていたより良かったです。キッチンやカラオケ部屋や洗濯ルームや売店もあります。宿泊部屋は、寮というより、毎週掃除のサービスがあるので、むしろホテルみたいです。
基本的にはIDカードのシステムを使って食堂で毎日食べることができます。しかし、いわゆる「食い倒れ」の大阪に住んでいたから、色々な大阪の食べ物を食べなければなりません。例えば、お好み焼きやたこ焼きなど。
バランスの良い生活を維持するために、関西国際センターは色々なサービスを提供してくれます。トレーニングルームやテニスコートもあります。また、ホールでバドミントンや卓球をすることもできます。設備は本当に、完璧だと思いませんか。
センターから自転車を借りることもできます。自転車を借りれば、センターのバスに頼らずに移動できます。日本の公共交通機関はとても便利なので、バスや電車で行きたいところに簡単に行けます。ただし、地下鉄と電車の路線が複雑なので、初心者にとって分かりにくいかもしれません。もし本当に道に迷ったら、勇気を出して周りの人に道を聞いてください。日本人はとてもやさしくて親切ですから。一人できょろきょろするよりもっと早く場所を見つけられると思います。
週末に外出するのもいいと思います。いろいろな場所に行くと、教科書にはない日本の文化・社会を体験することができます。また、映画を見に行ったり、Universal Studio Japanや海遊館などに行ったりすることは私たちからのお薦めです。楽しい上に、身近な日本人と交流ができて(例えば、道を聞いたり、周りの人々としゃべったりなど)、自分の世界や視野段々広がってきます。
3. アドバイス、来日する前の準備など
日本に来る前に、自分の荷物をちゃんと荷造りするといいと思います。ちゃんと荷造りしないと飛行機に乗る直前までパッキングをしてしまい、きっと忘れ物をしてしまいます。ですから、来日する1ヶ月ぐらい前から自分の部屋にスーツケースを用意したらいいと思います。スーツケースでなくても、「日本のコーナー」を作るくらいでもいいでしょう。なぜかというと、日常生活には、突然、「あっ、~~を持たなきゃ」って思っていることが多いので、スーツケースなどが用意してあると忘れないうちに荷物を準備することができ、荷造りが楽になります。
衣類は少しでいいと思います。センターには洗濯ルームがあるので、いつでも洗濯ができます。しかし、最終発表や歓送会の時には、フォーマルなスーツを着なければならないので、国の伝統的な服とか、スーツを持ってきてください。日本の店ではほとんど「フリーサイズ」の服を売っているから、自分のサイズに合わない場合もあります。研修で色々なところに行くので、お土産をたくさん買う可能性もあります。かばんには買ったものを入れる余裕があったほうがいいと思います。
冬のコースに参加するなら、必ず暖かいコートを持ってきてください。外は結構寒くて、時々、雨や雪も降ります。病気にならないように、常に自分の健康をモニターしましょう。そして、いつも使っている薬などを持ってきてください。他の国の薬には慣れない可能性もあります。
この研修には、「振り返り」という授業が大体2週間に1回ぐらいあります。このクラスの目的は、皆が日本の文化・社会や日本語の勉強について気づいたことを他の研修生と話し合うことです。ですから、いつでも小さいノートを持って、気づいたことをメモしておいたらいいと思います。メモがあったら、「活動の記録」を書くのはそんなに難しくならないと思います。
それから自分の国や大学を紹介するために、絵葉書やパンフレットなどを準備したらいいと思います。特に小学校訪問の時には役に立ちます。というのは、子供にとって、外国の町の名前などは分かりにくいので、絵があったら分かりやすいと思います。 最後に、様々な先生やホストファミリーにお世話になるので、お土産を持ってきた方がいいと思います。
(MONA HO モナ ホー & CINDY SIN YEE LI シンディー シン イー リー)
